【天杜】: このあとどうするかなぁ。
【アカシャ】: そちらにはヴィオ先生もいますしね。
【天杜】: ほんとだ。そっちリアクションしないならどめきを使わないので、プレゼントしたいんだけどどうする?
【RL】: いらないよなぁこれ。(笑)
【アカシャ】: んー、アカシャとしては必要なさそうな気がする……。
【天杜】: んじゃ連れてくかー。
【アカシャ】: うい、なんか、そっちの方が、収まりが良い感じが。アモリに持っていて欲しいというのもあるし。こちら側が魔導書を持つと、組織内で何かが起こりそうな気 もする。(笑)
【天杜】: どきどき。(笑)
【アカシャ】: ドキドキッ。毒王古韻律はどんな効果なんだろう。堅そう。
【天杜】: 固いのかなーぁ。
【RL】: うむ。さて、EDどうする。海上に出たところでいいか。
【アカシャ】: ういうい、浮上浮上。あかしゃは、かなづちよ。(爆)
【雲外鏡】: 奇遇だね。
【アカシャ】: 雲外鏡も、かなづちか……!
●ENDING#1 : TUMI
◎Scene Card : TATARA ( 直感 )
○Scene Player: ALL
・Stage : 海上
†BGM :『 レプリカーレ / Harmonia 』
「……限界だ。URITEを凍結する」
光と共に、URITEの機体が光の文字となっ てほどけていく。ばさりと外套が広がり、天杜を抱えて飛び立とうとして──、
「……この女も運ばねばな。天杜、背に掴まれ」
ため息混じりにいった。
【天杜】: 「うん」
本を抱え、ととと、と、背に廻ると、MORIにしがみついた。
【RL】: 「……飛ぶぞ」 浮かび上がる。 「──あちらも上がってきたな」 ふと、下を見やる。
【アカシャ】: 「――よかった」 先に上へと上がった彼等を見上げるように。
【雲外鏡】: 「みんな、無事なようだね。けほけほ」
【アカシャ】: 「……――だいじょうぶ?」
【雲外鏡】: 既に鏡の巨人の姿はなく、ずぶぬれの魔術師と少女が一組。
「スーツが台無しなのと、肌と髪の傷みが気になる以外はおおむね良好だよ」
笑って。
【アカシャ】: 「――……」 くすり、とそんな男の様子を見て笑う。
【雲外鏡】: 「そうだ。折角だから挨拶しておいで」
【アカシャ】: 「あいさつ?」
【雲外鏡】: 「お世話になったからね。僕が行ってもいいんだけど、なぜか胡散臭がられるのが、いつもだから」
【RL】: うさんくさいから、しょうがない。
【アカシャ】:
「……」 きょと、として、クスクスと笑い始める。そうしてから、ぴた、と笑いを止めると、 「――ありがとう」真正面から、男を見詰めて、そう言った
――。
【雲外鏡】: 「――うん? どういたしまして」 良くわかっていない様子で返答。
【アカシャ】: 「たすけてくれた」 その様子を見て、念を押すように。
【雲外鏡】: アカシャが女神とよばれてた謎が気になるので、訊いておいで!とPLが背中を押す。(笑)
【アカシャ】: なるなる。位置的には、向こうは空中かー。
【RL】: 声をかければ、アモリがバシバシしてMORIが高度を落とすでしょう。
【天杜】: ばきっごき。
【雲外鏡】: 技をかけた、だと?
【天杜】: つるっ、ぼちゃん。
【雲外鏡】: 「あはは。それはね、当たり前のことだから」 そ、と指先を少女の唇に止めて。 「ね?」
【アカシャ】: 「あたりま……え?」 とその指に眼が寄る
【雲外鏡】: MORIって、とべるのーん?魔翼?
【RL】:MORIは魔翼という、無駄な特技をOSしてる。俺がこれは演出だって言い張ったのに、某魔術師のPLが「とれよオ ラァ」っていうから、 泣く泣く……。
【天杜】: とれよ。スキルが悲しい事になるだろ。
【RL】: とったろ。
【雲外鏡】: 「僕は君の願いなら、なんだって聞くよ」
指をくるりと回し、ぱちん、とならす。
→ミミクリー→魔翼→教授→アカシャ 。
ふわり、とアカシャの身体が浮く。
【アカシャ】: 「え……。……わわ」
翼が!ちょ、なんて粋な!(笑)
【RL】: てめー、翼はやすな!(爆笑)
【アカシャ】: 段々となれてきたのか、バランスをしっかりと取る。
「……ともだち、だから?」
あの時の、会話を、思い起こしたように。
【雲外鏡】: 「――…」
【アカシャ】: 「だから、たすけてくれたの?あなたも――あもりも」
【雲外鏡】: 驚いたのか。それとも何か別の理由か。魔術師は2秒ほど停止すると――。
「――さて、どうだろう? 本人に聞いてごらん」
誤魔化すように笑みをつくる。
【アカシャ】: 「――……」 その様子を見て、ふ、と微笑んだ
「わかった。まってて。あもりたちに、会ってくる」 ふわりと、高度を上げて天杜達をその瞳に捉えると、浮かび上がる。
浮き輪に捕まっててください。(爆)ぱたぱた。
【雲外鏡】: 「いってらっしゃい」
浮き輪(アカシャが出してくれた)につかまりながら、手を振る。
【RL】: アカシャ便利だな。
【アカシャ】:変化ー、1シーンだけです。シーン映って、そのままだったら、ぶくぶく。(爆)
【雲外鏡】: 少女が離れてから2秒。ぴたり、とその手を止め。
「やれやれ。まいったね」 小さく嘆息。 「あれがあの子の本当なのかな?貴方と旅をしていた頃とは随分違うみたいだけど」
止めた手を懐へと入れる。
「――前回よりも神を顕現させていられる時間が短かった」
取り出されるのは――
「もって、あと1,2回か、な?」
――――赤黒い■■。
【アカシャ】: な、何!?
【RL】: お前、何してんだ。
【天杜】: ねぇ、RL、ゲストがいっぱいいるよ
【RL】: 何よ、知らないよ。
【天杜】: 僕もげすとする!
【雲外鏡】: ぼく、いい雲外鏡。
【天杜】: うんがいきょうはいいひと、くらいすさんはわるいこ。
【雲外鏡】: ばかな。ちがうんよ。ここまでが不可触の演出なんよ。
【アカシャ】: ……雲外鏡の、命を削っている気がする!この前、血吐いてたし!
さておき。じゃあ、こちらはぱたぱた近づいてますよー。
【天杜】: 「……あ、MORI。ちょっと待って」 浮き上がってきた、アカシャ達の姿を見て。
【RL】: 「なんだ」
【天杜】: 「こっちにきてるみたい」
【RL】: 「──……手短にな」
【天杜】: 「うん」
【RL】: 「あれだけ派手にやったのだ、そのうち人が来るぞ」 ばっ、と外套を広げ、その場に滞空する。
【天杜】: 「………、………お、重い?」
【RL】: 何を言っているのだ、と見返す。
【天杜】: 因みに、しがみついている腕をぷるぷるとさせている。
あのねー、体重支えるの重いの。鉄棒にぶらさがるのと、一緒でしょ。(笑)
【アカシャ】: ああ。(笑)しがみついている。
【雲外鏡】: あもりがかわいい。懸垂もどきですね。
【RL】: 「──……」
ヴィオレッタを片腕で支え、アモリに手を伸ばす。
「前に来い。この女の肩を支えておけ」
こう、ヴィオのこう…なんていうか…お姫様だっこの背中に回してる手だけバージョンというか…。
【天杜】: 「え、うん」
よじよじと、それに捕まろうとして、
――つるっ。
「あ」
【RL】: 「お」
【アカシャ】: なっ、あもりー!?
【天杜】: 普通滑るだろ!
【雲外鏡】: おちたーー。(笑)
【天杜】: こうさー、でも考えて。背中にしがみついてぷるぷるしてる子が、前にぐるっと廻れないだろ!片手本持ってるし。
【RL】: 腕こう出して、掴まって、よっ、って前に回すアレだよ!
【天杜】: つるっ。
【RL】: 不用意に手を離した…だと。
【天杜】: むしろ腕が限界だった、肉体1的な意味で。
【RL】: 「……ぉおおおあッ!?」
がっ、と掴む。
「……っ……っ……そこの…魔導書!手伝え!」
不自然な姿勢で滞空。辛いらしい。
【アカシャ】: 「……あもり!」 その様子を見て急上昇。
【天杜】: どこ掴んだんだ、手?
【雲外鏡】: 足、ぷらーん。
【RL】: 脚。
【天杜】: おい。
【雲外鏡&アカシャ】: ぷらーん。
【天杜】: 「ふわ……」
逆さになったのを確認して、
「きゃーきゃーきゃー!?だめー!?」 スカートを抑えて大暴れだった。
じたばたじたばた。
【RL】: 「ああああばれるなぁあああ!」
片腕のヴィオレッタは今にも落ちそうだが、だらんとしたまま動かない。なんとなく笑っている気がする。
【天杜】: 仲良くなごみます。あかしゃはやくたすけて。(棒読み)
【アカシャ】: 追いついて、天杜を支えますよー。(笑)
【RL】: 体勢的に、人間サイズのモリでは無理だ。(笑)
【アカシャ】: ふわりと、そこに追いつくと、天杜を支え。
「だいじょうぶ?」
【天杜】: 「あ、ありがとうエンジュ……」
じょじょに起こされた体制で、腕を伸ばしMORIの腕にしがみついた。
【アカシャ】: 「――よかった」
その動作を補助し――。
【RL】: 「……」
憮然とした貌で、二人の女性を抱えたまま飛ぶ。
【アカシャ】: 「もうだいじょうぶ?おちついた?」 と彼等を見る。
【天杜】: 「うん、有難う。ごめんね、さっきも今も助けてくれて」
【アカシャ】: 「わたしも、あなたに、ありがとうを、つたえにきたの」 微笑み。
【天杜】: 「わざわざ?……どういたしまして」
【アカシャ】: 「ありがとう、あもり。あなたのちからで、――いのちはまもられた」
【天杜】: 首をゆるやかに振る。
「MORIとURITEがいなかったら、何も出来なかったよ。だから、その……いのち?のお礼は彼らに」
【RL】: 「要らん。君が貰っておけ」 つんつん。
【アカシャ】: 「――……そうね」 くすり、とわらい。 「でも、いっしょになって、たたかってくれたでしょう?そのこを、とめて、くれたでしょう。だから、ありがと う、あなたたち」
そうして、にっこりと微笑んでアモリを見詰めるように、双眸を向ける。
【天杜】: 遠く冷え冷えとした、澄んだ夜空のような紫闇の瞳にどきり、とする。
【アカシャ】: すっと、その瞳が、アモリの抱える本に映る。
「どくおうこいんりつ……」 呼びかける。 「……あなたは わたしを しっているの?」
あの時の言葉は――誰を差していたのか。
聞いてみるっ。
【RL】: 『知らぬ。だが、知っておる』
【アカシャ】: 「どういうこと?」
【RL】: 『此方と其方、同じモノよ』
【アカシャ】: 「……よぶから?」 神と称されるものを。
【RL】: 『それだけで同胞とは呼べんな。そこの出来損ないもそうなろう』
「……」
【アカシャ】: 「……」
【RL】: 『此方等は書よ。なれば──……。……止めた。其方、人臭いぞ』
【アカシャ】: 「……え」 戸惑いの表情。
【RL】: 『"白銀宮の歎き"にでも聞くが良い』
【アカシャ】: 「……そのこは しっているのね、わたしを」
【RL】: 『皆知っておる、同胞故な。──それだけよ、暫し眠る』 欠伸交じりの声。
【アカシャ】: 毒王さんが、可愛いぞ。
【雲外鏡】: ツン。
【天杜】: どくおーー。
【RL】: ドクオ言うな。毒王的に近いのは、もののけ姫のサン。「お前は好きだ。でも人間は」以下略。
【雲外鏡】: アシタカ連れて来い。MORIでいいや。
【天杜】: アシタカとアカシャって、似てね?
【雲外鏡】: !おまえ、てんさいだな。
【RL】: ねーーーよ。
『次は負けぬぞ』
【アカシャ】: 「……わかった ありがとう」 笑って、 「おやすみなさい」
【RL】: 寝た。
「──言いたい放題言って寝たな。まぁ、相当量魔力を失っただろうし、無理もないか」
【アカシャ】: アモリに抱えられた魔導書を――まるで、赤ん坊を見るように、眺めて。"白銀宮の歎き"に会えば――、アモリに視線をまた戻し。
「それじゃ――」 下へと戻ろうとするが――、 「あ、ねえ、あもり」
【天杜】: 「うん?」
【アカシャ】:「たすけてくれたのは、ともだちだから?」
【天杜】: 「うーん?」 幼く見える少女は首を捻って、 「助けたかった、から?かな」 そう答えた。
【アカシャ】: 「そう……。どうして、たすけたくなったの?」 そのまま、真っ直ぐ見詰めて。
【天杜】: 「だって、ワタシがそうだったら助けて欲しいから」
【アカシャ】: 「……」 一瞬、瞳を大きく見開いて――微笑んだ
【天杜】: 「……それがどうかしたの?」
【アカシャ】: 「ありがとう。なにか、わかりそうな きがする――」
【天杜】: 「……?そう?良かったね」
何やら良くは判らないが、彼女が嬉しそうだったので、良しとしよう、と少女は思った。
【アカシャ】: 自分がそうだったら、そうしてほしい、というのは、良い答えを得たと思うのであった……!
【雲外鏡】: そういえばアモリは戻らないことに決めたのかな?
【RL】: ヴィオ先生のいやがらせ成功ですか?
【天杜】: 「あのね、エンジュ」
【アカシャ】: 「なに?」
【天杜】: ヴィオレッタを目で示し。
「………ヴィオレッタをお願いできるよう、雲外鏡に話してくれる?」 そういえば、エンジュは記憶を取り戻せたのだろうか、と思いつつ。
【雲外鏡】: げぇえ。
【天杜】: あげます。
【雲外鏡】: おま、いらねーー。(爆笑)
【天杜】: 毎回、幹部を、うんがいきょーに、あげます。
【雲外鏡】: そぉい!(投)
【アカシャ】: エンジュ的には頷いちゃうけれど……いいのかしら。(笑)
【天杜】: うん、だから、エンジュに任せた。(笑)
【雲外鏡】: おのれ。(笑)
【アカシャ】: おみやげを持って、下におります。(爆)
【雲外鏡】: いけません。捨ててきなさい。
【アカシャ】: えー、ちゃんとお世話するから。
【天杜】: お い、飼うな。
「……ヴィオレッタは……あそこ以外で、生きていけないと思う」
【アカシャ】: 「……」 ヴィオレッタを見詰める。
【天杜】:「ワタシと同じように」 と。困ったように笑った。
【アカシャ】: 「あもりは?そのひとと、あもりが同じなら、あもりはどうするの」 あそこ以外で、生きていけないと言うのなら
【天杜】: 「もうむり降参!ってなるまで、もうちょっと……楽しい事を探してみる」 そろと、毒王古韻律の表紙を撫で。
【アカシャ】: 「……もどれなかったら、どうなるの?こうさん、ってなったとき、もどれるの?」
【天杜】: 「どうなるだろう……それは、なってみないと判らないけれど。楽しい場所に、この人をつれていってあげないといけない、って思うから」
【アカシャ】: 「……」 毒王古韻律を見―― 「あもりは そうして、あげたいのね」
【天杜】: 「うん」 もう決めたのだ、という笑い。
【アカシャ】: 「わかった」
【天杜】: 「それに、今戻っても戻らなくてもヴィオレッタの思い通りだろうし、自由に動ける分、何かイレギュラーが生まれるかもしれないし、ね」
というと、MORIにヴィオレッタをアカシャに預けるように促す。
【RL】: 「……ほれ。落とすなよ」
どさ、と受け渡す。
【アカシャ】: 「わわ……」
抱きかかえ、バランスを取り直す。
【天杜】: 「それじゃ……」
と言い掛けて、エンジュに手招きする。
【アカシャ】: 「?」 近寄る
【天杜】: 「ねぇ、エンジュ。エンジュは契約する時、き……き……」
【アカシャ】: 「……き?」
【天杜】: 「キス、したの?雲外鏡と」 興味津々の顔で。
【アカシャ】: 「……。くちづけのこと?」
【天杜】: 「くっちっ……!?う。うん」 耳まで、赤い。
【雲外鏡】: ノリが、女子中学生みたいだ。
【RL】: 何してんねん。
【天杜】: げらげら。あもり15さい、じょしちゅうがくせいねんれい。
【雲外鏡】: もりが、居心地悪そう。(笑)
【アカシャ】: 「それは、やくそくのときに、ひつようなことなの?」
【天杜】: 「えっ!?………」
【アカシャ】: ごめ、エンジュは分からない。(笑)
【天杜】: そうか、やはり記憶が戻っていないのか、と察すると。
「ご、ごめんね。ううん、必要ないと思うよ!そ、それじゃ!」
あわただしく、身を引っ込めた。これで必要が無い、とあればMORIを責めるいい材料になったというのに……。
【RL】: ばっか、必須だよ!
【雲外鏡】: やばい、もりが評価だださがり。(笑)
【RL】: 俺は何もわるいことしてないのに……。
「……何を話していたのだ」 怪訝な声。
【天杜】: 「びくう!?なんでもないよ!?」
【アカシャ】: 「?」 きょとんとして。ただ、その様子にクスリと笑い――。 「それじゃあ」
【天杜】: 「うん、じゃあ、バイバイ」 小さな手を振る。
【アカシャ】: 「さようなら――」 女性を抱きかかえているので、手は振り返せないが――見詰めて、微笑むことで、それに答えた。 「さよなら……ともだち」 と、笑っ て――。
【天杜】: じゃぁMORIさん。上昇してお別れしてくださいっ。
【RL】: ばさり、ばさり。
「──何処へ行く、アモリ」
自らの魔術師に、そう問いながら、高く。
【天杜】: 「……水族館……もう無理かな?」
【RL】: 「──……またあそこか?……まぁ、行くだけ行って見るか」 人間とはタフなものだ、と呟く。
【天杜】: 「……うん」 嬉しそうに微笑んだ。
【アカシャ】: 緩やかに下降して、天杜達と離れていく――。その腕には、女性を抱えて、雲外鏡の元へと、戻る。
「ただいま」
何か、答えを得たというような顔と、預けられた女性を、お土産に――。
【雲外鏡】: お土産、違う。(笑)
【アカシャ】: おみやげ。(爆)
【天杜】: どーぞ。
【アカシャ】: 渡されました!(爆)
【雲外鏡】: 「おかえり」 笑みが迎えてくれた。 「それは元あった場所に捨ててらっしゃい」
【アカシャ】: えー!(笑)
──SceneEnd...
●ENDING#2 : SAINT or GIRL
◎Scene Card : KABUTO ( 孤独な立場 )
○Scene Player: 天杜
・Stage : ヴィル・ヌーヴ国立大水族館『バチスカーフ』
†BGM :『 風と羅針盤 / Harmonia 』
【RL】:「──……本当にやっているものだな。」
MORIが、あきれたようにそう言った。
水族館は、既に一部の区画を閉鎖した上で営業を再開。
【天杜】: 「凄いね、もうだめだって思ってた」
人間は、かくもタフなのか。
【RL】: 「此れもだ」
【天杜】: 「ねね、早く行こうMORI。ワタシ、やりたい事があるんだよ」
MORIのシャツの脇を引く。
【RL】: 「何だ」 ソフトクリームを買う金は無いぞ、と呟く。
【天杜】: 少女が仏頂面の青年を引っ張ってきたのは、お土産コーナーの中にある、ぬいぐるみがくじ引きで当たるお店だった。
【アカシャ】: ぬいぐるみきたー。
【天杜】: 「これ!」
【RL】: 「…………なんだこれ」 真顔。
【天杜】: 「これでねー」
丸い透明のバルーン状の透明なケースの中に、人工の風が吹き荒れ、クジが花びらのように舞っている。
「ここにあるー」
棚が4段並び、特等、1等〜4等まで大小さまざまなイルカのぬいぐるみが並んでいる。
「ぬいぐるみがあたるんだよ!」
得意そうな顔。
【RL】: 「……」
【天杜】: 「どうしたの?」
【RL】: 「いや、……。何の意味があるんだ。」
【天杜】: 「え。……可愛いのに」
今にも指をくわえそうな顔で、そのぬいぐるみの一番大きなイルカを見る。
【RL】: 「分かった分かった、勝手にやれ」
【天杜】: 「うん!」
※ルール
カードを山引き、
2〜4 4等 5〜8 3等 9〜Q 2等 KA 1等 JOKER 特等。
【RL】: ルールきたこれ。(笑)
【アカシャ】: おー、頑張れー!
【天杜】: 少女は、クリスでお金を支払うと、バルーンにてを突っ込んだ。
C5。
【RL】: 三等。(笑)
【天杜】: 三等。一番小さなものではないが、少し残念そうだ。
【RL】: 「……」
【天杜】: それでも嬉しそうに手を持つと、なでなでと手触りを楽しんでいるようだった。
【RL】: 「……貸せ」
【天杜】: 「う?」
【RL】: クリスをひったくる。
【天杜】: 「あっ」 取られた。
【アカシャ】: MORIさんも籤を。
【RL】: 勝手に料金を支払い、バルーンに手を突っ込んだ。
【アカシャ】: MORIさん、切り札は!?(爆)
【天杜】: ゲストだからねーよ。
【RL】: C4。
【天杜】: ここで自爆守護神だよ。(嘘)
【RL】:《守護神》 ⇒JOKER!
【アカシャ】: え、ここで《守護神》だと。や りおったー!
【天杜】: おい。(笑)
【アカシャ】: 自分にとって不都合でしたか。(笑)
【天杜】: (爆笑)特等はでかいぞ!あもりの身長の4分の3ぐらいあるぞ。(笑)
【アカシャ】: きゃっきゃっー!
【RL】: 「貰おう」
がっ、と巨大なぬいぐるみを掴む。
【天杜】: やめろ、ワイルドに掴むな!もらおうじゃねーよ。(爆笑)
【アカシャ】: 抱えろ抱えろ、特大ぬいぐるみ!(爆笑)
【RL】: だって、MORI、神業一つも使ってないもん。
【アカシャ】: そういえば、今回は使っていないんですねー。
【RL】: 「……なんだその貌は。もう少し小さい方がいいか」
【天杜】: アモリの瞳は大きく開かれて、今にも眼が零れ落ちそうなほどに。
【天杜】: 「う、ううん、ううん!凄いね、良かったね」
【RL】: 「やる」 ぽい、と投げる。
【天杜】: 「え」 ばふ、と受け取る。
【RL】: 「此れは要らん」
【天杜】: 「え、えええ。いいの!?」 言いながら、ぎゅうと抱きかかえる。
【RL】: 「……此れがこんなものを欲しがるとでもおもったか?」
【天杜】: 「う、ううん。似合わないけど……で、でも特等だし、こんなに大きいし、ふかふかだよ!?」
【RL】: 「何処に此れが欲しがる要素があるのだ…」 いいから持っておけ、と押す。
【天杜】: 「……ほ、本当にいいの?」
【RL】: 「……。死ななかったからな」
【天杜】: 「え?」
【RL】: 「礼だ」
風に当たってくると言い、さっさとその場から立ち去る。
【雲外鏡】: MORIが、でれでれ。
【RL】: モレ。
【アカシャ】: もれ……。
【天杜】: 何故それが、礼になるのか天杜には判らない/本当は判っていたが……その立ち去る背に、
「有難う!MORI」
【RL】: 「……次に行く場所を決めておけよ。定住よりは楽だ」
ふん、と鼻を鳴らす声だけ。
【天杜】: ぎゅう、と、ちょっとイルカの形が変形するぐらい抱きしめると、ふかふかと頬ずりし、思わず嬉しくてその場でくるくると何度か廻って飛び跳ねた。
【アカシャ】: かわいい、な。
【RL】: うむ。不覚にも可愛い。けどイルカがデカすぎる。
【天杜】: 「親イルカさんと」 片手にそれをずらして、手に手鰭を握手のように握っていた小さな三等賞のイルカをふりふりと振り、 「子イルカ!」
スキップしながら、MORIが戻ってくるのを待つのに、丁度良さそうなソファーを目の端にみつけ小走りに目指した。
――次は、白……なんとかっていうのがいるところを探して……。何処まで行けるかわからないけど、きっと、ヴィオレッタの思う壺なのかもしれない け ど、きっと。きっと、楽しい事が待ってるって、信じてる。
ふかふかっ。でかっ。(ぬいぐるみ)
【アカシャ】: ふかふか、でかでか。
【RL】: †BGM :Feed Oud...
どくん。
【アカシャ】: おお……?
【RL】: ふら、と。脚を踏み外しかける。貧血になったかのように、一瞬目の前が暗くなる。
【アカシャ】: おおおおう?
【天杜】: 「……れ?」
気づいた時には、膝をついていた。完全に倒れずにすんだのは、MORIの当ててくれたぬいぐるみのおかげだった。
【RL】: 息が荒くなる。吸っても吸っても肺に酸素が入っていかない感覚。
【アカシャ】: あもりが……。
【RL】: ──波のように、その苦しさは去っていく。
だが。確かに。
【天杜】: 「……はぁ……はぁ」
ぎゅう、と抱えたぬいぐるみを抱きしめて、背後を振り返る。テラスにある、MORIの後姿。大丈夫、気づかれてない。
どうしてかは、まだこのときは判らなかったけれど、この姿をまだ、知られてはいけない。そう、思ったのだった。
【天杜】: 涙目で耐えてる。
【アカシャ】: あもりー!
【雲外鏡】: あもりが、ちんじゃう。
【アカシャ】: ちぬな……!
──ザッ
──ザザッ
『ねぇ、■■■■■』
『貴方との旅に、この戦いの先に、何があるか分からないけど』
『──きっと。 楽しいことが待ってるって、私──信じてる』
【天杜】: げぇ!?フラグ!???
【RL】: 次ぎ、アカシャ、雲外鏡どこがええっ!
【雲外鏡】: アカシャ、どこがいい?
【アカシャ】: アイスクリームが食べたい――じゃなくて……。
【雲外鏡】: よし、水族館だな。
●ENDING#3 : E.N.D
◎Scene Card : INU ( 精神的な目覚め )
○Scene Player: 雲外鏡
・Stage : ヴィル・ヌーヴ国立大水族館『バチスカーフ』
†BGM :『 銀の髪の女の子 / フラジール 〜さよなら月の廃墟〜 O.S.T Track09 』
飛沫を上げて、イルカが跳ねた。
水面から高く。有機的な動きで、また水の中へ と。CDなショーだが、いまだに生き残っているのは──人間の、海への憧れゆえか。
【アカシャ】: 「わぁ……!」 ぱちぱちと手を叩き、賛辞の声と共に送る 「すごい、すごい……」
【雲外鏡】: 少し離れた場所で、先生とアカシャを観察してようかな!
【アカシャ】: 先生、いる……の?(笑)
【RL】: 選択式。(笑)
【雲外鏡】: 「――どう、全知の魔道書を見た感想は?」
【アカシャ】: いる、雲外鏡の隣あたりに。(笑)
【雲外鏡】: 捨てないと。
【アカシャ】: ここで、置いていくのか……!?
【RL】: 「私に聞いてるのかな?」
顔を覗き込んでくる。ちゃっかりと隣に座ったヴィオレッタだ。
【雲外鏡】: 「もちろん。人間観察、という点においてはヘキサ1の“水”に問うているのさ」
【アカシャ】: アカシャは、きゃっきゃっしてます。(爆) “初めて見る”イルカ。そして、彼等のショーに興奮を隠さず、はしゃいでいる――。
【RL】: 「とてもそうは思えない、とは識者の言葉だと思っていたけれど、何のことは無い、それはただ真理というものの存在を表していたのさ。つまり、その言葉を用 いる意味を把握してこそ、人は識者になれる。……」
【雲外鏡】: 「深い言葉だね?ぶっちゃけると?」
【RL】: 「──期待してたのと違うね?」 薄らと笑う。
【雲外鏡】: 「アッハッハ」
【RL】: 「多分、あれは違うものだとおもうけどね。全知として生まれたら、ああはなれないよね?」
【雲外鏡】: 「そうだね。まるで、普通の女の子みたいだ。どうも、つい先日までの記憶に上書きされた人格みたいなのだけど」
【RL】: 髪をいじる。痛みが気になるらしい。
【雲外鏡】: 気になるなら、海になんか潜らなければいいのに、と呟き。
【RL】: 「その人格が元からあったのか、外部から流入したのかが問題。かな?」
【雲外鏡】: 「――…貴方は本当に、人を観察するのが得意だね」 己を映し出されて、苦笑する。
【RL】: 「私と君は少しばかり似ているから」 笑って。 「──けど、もっと君と似ている人を私は知っている」
立ち上がった。
【雲外鏡】: 「へぇ。それは、誰?」
【RL】: 「──"黎明の海星"の"腹心"さ」
に、と笑って座席の間を縫い、階段を上がっていく。
【雲外鏡】: 「――…帰るのかい?」
答えには触れず、問いを変える。
【RL】: 「いいや?君たちにつれて帰ってもらうつもり」 ぴ、と口元に指を当てて。 「お花を摘みに行くだけ」
【雲外鏡】: 「それは失礼」 見送り、自身も席を立つ。 「ふぅ。星女様も厄介なものを押し付けてくれたなぁ」
【天杜】: ぎゅうぎゅう。(押し付け)
【雲外鏡】: 「“光”の時もそうだったし、まさかこれからもそのつもりじゃないだろうね?」
【天杜】: そのつもりだよ。
【アカシャ】: そのつもりのようです。
【天杜】: まず、アカシャに渡す。
【RL】: おい。
【アカシャ】: ぶ。(噴出す)
【天杜】: で、あかしゃが「お世話するから」っていう。よし。
【雲外鏡】: いけません。捨ててらっしゃい。
アカシャには捨て魔術師は拾ってこないように言い聞かせないと、とこぼす。
【アカシャ】: 捨て魔術師。(笑)
【雲外鏡】: 「――さて、そのためにはまずお姫さまのご機嫌取りかな?」
とん、とん、と階段を上り、入り口付近のショッピングコーナーを目指す。
【アカシャ】: イルカのショーがクライマックスを迎え、そうして、拍手に包まれて、終わる。立ち上がり、順路へと戻る人達、イルカとの記念撮影や握手などに並ぶ人達 ――。
じぶん はどうしようか?並ぶにしても、順路に行くにしても、 彼に、聞かないと。そう思い、振り返る。
そこに、占い師さんがいるんですね。(爆)
【RL】: まじで。
【アカシャ】: うむっ。
【RL】: ふわり、と。 花の香りが、鼻先を掠めた。
【アカシャ】: (……はなのにおい?)そちらの方を見る
【RL】: シャン──。
白い肌。白を通り越し、透明な髪。柔かく瞑った瞳。
「彼はどうかしら。優しくしてくれる?」
【アカシャ】: 「え……」
【RL】: 後ろの席にいつの間にか座っていたその女性は、そう呟いた。恐らくは、"アカシャ"に向けて。
【雲外鏡】: ぼく優しい雲外鏡。今回の目標は達成したと思う!
【アカシャ】: その女性を見詰め、周囲をキョロキョロと見回し、自分に話しかけられたのだと、分かると、答えた。
「……かれ……?うんがいきょうのこと?」
【RL】: 「ええ」
【アカシャ】: 「やさしい――……」 一度、その言葉の意味を確かめるように口に出すと、 「ええ」 頷いた。
【RL】: 「そう。良かった」
【アカシャ】: 「どうして、わたしに そうしてくれるのか いまはわからないけれど、そうしたいから、そうしてくれるなら、あのひとは、やさしいひとなのだわ」
そう言って、女性に近づく。
【RL】: 「そうしたいから。……そうしたいから、そうしているのなら、彼は、それでいいの。空っぽの人は、どちらを向いていいかわからないから」
す、と髪を掻き揚げる。
【アカシャ】: 「……からっ、ぽ……?」 そう言われて戸惑いに、眉が歪む 「……ちがうのかしら」
【RL】: 「空洞は、埋められるの。──今がどうかは、私は知らないから」
【アカシャ】: 「わたしは、そうしてもらえて、うれしい。けれど、かれはちがうのかしら……」
【RL】: さぁ、と風が吹く──。
「──さぁ。分からないわ、きっと貴女の方が詳しいから──」
【アカシャ】: 女性を、じっと見詰めて。
「わたしのほうが、しっているというの?」
【RL】: 「私よりはね」
【アカシャ】: 「わからないわ」 頭に、手を当て……首を振る。 「どうして そんなことを あなたはいうの?あなたは」
《天罰》
「だあれ?」
【RL】: 「ORDO」
【アカシャ】: ORDO……?
【RL】: 「"天鎖鏡典"ORDO」
ゆっくりと立ち上がり、ちゃぽん、と水面に、指を入れるように。虚空に、手を突き入れた。
【雲外鏡】: 天鎖鏡典、だと。
【天杜】: ORDO、命令とかそういう意味。読みは、てんさきょうてん。
【RL】: オーダーの元のラテン語。
【アカシャ】: ふむ……!
【RL】:幽屋:起動
一瞬にして、"其処"が鏡となる。虚空に浮かんだ水鏡。
【アカシャ】: 鏡!
【RL】: その中に、彼女は解けるように消えていく。
「次は、"心臓"として立ち会いましょう。彼とは」
【アカシャ】: 「"天鎖鏡典"ORDO……。どういうこと あなたは “なに”?」
呆然とその姿を見つつ。
【RL】: 「貴方と同じものよ」 背が、鏡の向こうに消えていく。 「けれど、貴方とは違うもの」
【アカシャ】: 「おなじで ちがう? まって……!」
叫び、手を伸ばすものの――。
【RL】: その手は、虚空を裂いて。
【雲外鏡】: 「アカシャ!」
《守護神》
【RL】: おまえ。(爆笑)
【アカシャ】: 《守護神》っ!?
【雲外鏡】: ぱし、と手が掴まれ、力任せに引っ張られる。
【天杜】: 助けた、だと?
【RL】: 助けたようだ。
【アカシャ】: 「――!」
【雲外鏡】: 「危ない危ない。イルカが気に入ったとはいえ、水槽は深いよ?」
【アカシャ】: 「え」
呼ばれ、引っ張られるままに――。
【雲外鏡】: ショーの後、イルカ達が帰ってゆく水槽。その手前に立っていたようだ。
【アカシャ】: 「うんがい、きょう……」
【雲外鏡】: 「うん?」
名を呼ばれた男は、アカシャの手を握ったまま微笑む。
【アカシャ】: 「――あれ、いま……」
【雲外鏡】: もう片方の手に、白色のクリームを持ったまま。 「どうしたんだい?」 不思議そうに問う。
【RL】: くりーむ…。
【天杜】: くりーむむむ。
【雲外鏡】: 自分の分は、おとした!さっきの守護神は、アカシャのソフトクリーム守護。
【アカシャ】: な……んという《守護神》!
「……いま、おんなのひとが "天鎖鏡典"ORDO っていって、かがみに、しずむように きえて……」
【雲外鏡】: 「――そう。もう、いないみたいだね」 頷き、周囲を見る。 「(花の香り?――…)」
【アカシャ】: 「ええ。いってしまった。でも、あいましょう、って。そういっていたの たしかに……」
周囲を見回しつつ――その姿をもはや捉えることは出来ないが、そういった――。
【雲外鏡】: 「……うん。それなら、また会うこともあるだろう」
【アカシャ】: 「……」 頷いた。 「そうね あおうと いうのなら――」
――それとは、出会う。
「……?」
【雲外鏡】: 「それなら、深刻に考えていても仕方ないね。はい」 繋いでいないほうの手を差し出す。
【アカシャ】: 「これは?」
【雲外鏡】: 「ソフトクリーム。深層水で作られてるらしいよ」
【アカシャ】: その手にあるもの見て、 「あまい かおり……。たべもの? “はじめて” みる」
【雲外鏡】: 「おいしいよ?」
【アカシャ】: 「……」じっとみて、雲外鏡が手に持つそれを――そのまま。
ぱく。
ちょっとだけ、口にした。
「……〜〜〜っ」
顔をばっと上げて、紫の瞳が、大きく見開かれた。
【雲外鏡】: 「ど、どうしたの?おいしくなかった?」
びっくりして、目をしろくろ。
【アカシャ】: 「〜〜〜っ」 ぶんぶんと、首を横に振った。 「……しぃ。おい……しい……」
【雲外鏡】: 「――そう」
ほ、と胸をなでおろす。
「それはよかった」
【アカシャ】: 「――」 こくこくと頷いて、 「もっと、たべて いいのかしら?」 彼の手にそのままある、白いものを見詰めて――。
【雲外鏡】: 「もちろん」
【アカシャ】: その言葉にぱっと、顔が輝く――。
【雲外鏡】: 「あ、でも、気をつけて。急いで食べると頭がキーンと」
【アカシャ】: はむっ――。
「……」
【雲外鏡】: 「あ゛」
【アカシャ】: 「――〜〜〜っ?」
それが、温度差による頭痛を起こすものだと――彼女は“知らず”、少しだけ、涙目になって振り返った――。
【RL】: きーん。
【アカシャ】: 何というとラップ!(違)
【天杜】: いちゃいちゃ。
【雲外鏡】: 「ぷ、ははっ」
【アカシャ】: 「――ぅぅっ……おいしい、けど、いたかった……」
【雲外鏡】: 「落ち着いて食べれば大丈夫」
笑いながら。
【アカシャ】: 「……」 頷き、もうひとくち、今度はゆっくりと食べようとして、はたと気付く。
【雲外鏡】: 「全知じゃないのも、時には良いかも知れないね――、ん?」
【アカシャ】:「うんがいきょうの ぶんは?」
【雲外鏡】: 「んー」 足元を見る。
【アカシャ】: 「……」 その視線を同じくする。
【雲外鏡】: 小型のドーム型の掃除ドロイドが、ちょこまか駆け巡っていた。
【天杜】: やばい、ドロイド可愛い。(笑)
【アカシャ】: 丁度、ウォーリーという映画に、そんな、可愛い動きをする掃除ロボットが。(笑)
【RL】: ちょろちょろ。
【雲外鏡】: てけてけ。
【アカシャ】: え、ドロイドの正体はしょごす。
【RL】: ちげーーーよ。いまごろバンソウコウをこう、十字の形にしてはったしょごすが、本部でてけてけ仲間のしょごすに慰められてる。
【天杜】: 「てけっ、てけてけぇっ」 うっうっ。
【アカシャ】: おい、それ、可愛いぞ。すっごい、可愛いぞ。
【アカシャ】: 「その、小型の物体の動作を見――また、雲外鏡に視線を戻した。 「……」
【雲外鏡】: 「ロボットに食べられちゃったみたいだね」
【アカシャ】: 「――……」 ぷ、と笑い 「――それなら、はんぶんずつ」 と、ソフトクリームを差し出した。
じぶんが、そうしたいから、そうする――そうされたら、うれしいから――。ね、と微笑んで。
【雲外鏡】: アカシャが可愛い。
【アカシャ】: アカシャは今回、そんな風に学びました。(爆)
──SceneEnd...
†BGM :『 HOLYWORLD / 機神咆哮デモンベイン DISC2 O.S.T Track01 』
■CAST
「生きているだけで、充分生まれてきた意味は、あるよ。もうすでに何かを成してるんだか ら」
「行こうMORI。ワタシ達は、自分達の出来ることを、したいことをする!」
──"星女" 天杜・ステラ
『フフ―― 小賢しいのは、これからさ』
「承ったよ、僕の希望-alice-」
──"雲外鏡 "
「貴方が――天使でも、悪魔でも」
「どうして そんなことを あなたはいうの?」
──"神葬の 黎杖" 環樹=アカシャ
■GUEST
「我侭なマスターを持ってしまったものだ──」
「──曖昧極まるな、承知したッ!!」
──"螺旋断 簡佚書"MORI
『貴女様は、お優しいから』
──"tragoIDIA"ヴィオレッタ
「あなたは、まだ、それでいいの」
──"天鎖鏡 典"ORDO
『──……いつまでも、待っておる。 其方が、還ってくるのを』
──"毒王古 韻律"COR
『──"白銀宮の歎き"、第三次攻撃失敗。 "火"、手伝え』
『くだらん。 その"未知"、塗りつぶしてくれよう』
『──見ろ よ』
『綺麗な空 だ』
『此処は、 何処なんだろうな、■■■』
『──何処でもいい、じゃない』
『私の腕の 中──……貴方には、そう、満足してほしい』
■???
/ "毒王古韻律"
/ “全世万界刻歴光素子第10132葉”⇒"■■■■"
【アカシャ】: アレは……、DLした魔導書一覧……?
【天杜】: 多分ね。
神を侵した/擱かした
宴を追うた/終うた
舞い手は我等也
GT Presents!!
【 偽神宴舞 】
物 語は、造るものじゃない。
演 じるものでも、ありはしない。
── 信じて、歩いた足跡の名。
⇒4 U NEXT...!
少し合間が開きましょうが、次は 三幕。山場となること請け合いの。
暫しのお別れを。 そして、暫し の企みを。
そう、運命の分かれ道。
──"彼"は、"彼女"は、どち らの道/未知へ行くのやら──