──ザ……ッ

泡 沫の夢。

── ザッ!!

                       光の残滓。

── ザ ッ ッ !!!

理 想は現実に。

現 実は夢幻に。

夢 幻は無限に。


●CLIMAX#1 : JORMUNGANDR

◎Scene Card : KAGE ( 壊滅 )

○Scene Player: ALL

・Stage : ヴィル・ヌーヴ国立大水族館『バチスカーフ』

†BGM :『 宇宙狂騒曲最終楽章 / 機神咆哮デモンベイン DISC2 O.S.T Track08 』


 ゴゴゴゴゴゴゴゴ ゴン…ッ!!!


 立っていられない程の、大地震。

一分近くも続いたそれの直後、それとはまた異色 の轟音、轟震が世界を席巻する。

「──……津波か!!」

 MORIが咄嗟に、顔を上げて叫ぶ。

      ゴ

        ゴ

          ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!


【RL】: 現状説明。天変地異、ヴィルヌーブのハカイだけならまだ適応されてません。ヴィルヌーヴつーか、まぁハカイされると水族館もアボンします。防ぐなら神業は けよ!って状態。

【アカシャ】: 《天変地異》が発動中ってこ とかしら。

【RL】: うん。CAST達は、合流してもいいし別々に反応してもいいけどとりあえずシーンは同じ。

【雲外鏡】: 天変地異はこの場で打ち消さないとアウトかしら!平気ならクライマックス見ながらとかもありかなかな。

【RL】: 天変地異はーこのシーンの最後に効果発揮。

【雲外鏡】: らじゃ!アカシャパワーに期待。

【アカシャ】:期待された、頑張る……。

【天杜】: もりあもは浮いてるんかな?

【RL】: うん、ふわふわしてる。

【天杜】: 「つな……みってっ!」

【RL】: 「神が目覚めたと見るのが自然だろう、この霊圧──何が起きても不思議ではない」

【天杜】:「どうにかならないの、MORI」 少女はその細い体を男の腕に抱えられながら。

【RL】: 「……」 沈思黙考。だが、答えは一つ。 「時間の無駄なので、君の返答は待たぬが先ずは逃げるという提案だ。もう一つは、答えるまでもあるまい。神と相 対せるは、神のみよ」

 瞳を開く。灰色の眼が、天杜を見下ろして瞬いた。

「君次第とは言っておくがな。 此れは、怪異が世を蹂躙するというのならば、とめねばならぬ。これもまた、提案は一つ也……どうする」

【天杜】: 「……判った。神を呼ぶんだね」

【RL】: 「然り。それこそが此れの存在する命題であり、心臓たる君の運命」

【天杜】: 少女は、力強くうなづく。 「呼ぼう、URITEを」

【RL】: 「承知した」

 ばさり。ばさり。

「となれば、もっと広い場所にいかねばな。……この建物を潰したくはないのだろう」

【天杜】: 「……MORI」 顔を見る。彼がそんな事を言うのが意外だったのだ。

【RL】: 「何だ」

【天杜】: だからその気遣いに対して、もしかして本当は優しいのではないかと……、

「うん、有難う。どこか、すぐ見つかるかな広い場所」

【RL】: 「ふん。君は阿呆か。最も適当な場所があるであろうよ」

【天杜】: 「ンなっ!?」

 訂正。やっぱり嫌な人。

【RL】: 「殴るのは後にしろよ」 ははは、と笑いながら。 「建物が無い。ヒトなどいるわけもない。地球上の七割近くを占める程広く、津波を防ぐにはどの道其方に いかねばならぬ。さて、如何に」

【天杜】: 「!、海……」 眼前に広がる。その向こうに白い線がせまりつつある、それをみた。

【RL】: 「及第点だな」

 テラスより外へと舞い上がり、そのまま水族館を背に飛ぶ。

「余り近くでは意味がないし、あまり沖ではURITEが津波を起こしてしまう」

【雲外鏡】: 神って、水でもよべるんだ!

【天杜】: 沈むよねって気が、する。

【RL】: 沈むよ。けどでかいから。ジアースみたいなもの。

【天杜】:「じゃぁ?」

【RL】: 「この辺りでよかろう、とな」

 ふわり、と空中で静止。天杜を抱えたまま、眼下に広がる青い海原を顎で指した。

「覚悟は良いか」

【天杜】: 「うん」 対する少女の答えは、簡潔だ。

【RL】: 「……」 瞑目。 「賭けはまだ有効だぞ、アモリ」

【天杜】: 「うん、判ってるよ」

【RL】: 答えは無く、ただ短い呪文が聞こえる。

【天杜】: それをBGMにして、背後の水族館を振り返った。

【RL】: 天使か。悪魔か。少なくとも、この場に於いてはどちらも正しくはないし、その実どちらでもなかったろう。ここは現世だ。今にも地獄に落ちようとする、最果 ての地。

【雲外鏡】: 問題なければ、元凶=先生と面あわしてもいいかしら!

【RL】: いいよ!ただし海の上になる。場所がそこでよければ。(笑)カメラが水族館いったかとおもったら、パ、って移り変わって、海上に……。

【アカシャ】: カメラ移動……!

【雲外鏡】:「災厄より遥か以前――。航海や測量技術が稚拙だったころには、世界には果てが存在するというのが常識だった」

 不安定な足場。渦巻く波に辛うじて突き立った柱に、少女を抱えた男が立つ。

「世界の果てには大瀑布があったそうだよ」

 全ての水は底へ流れ落ちる。底?

「フフ――“果て”なのに、底へ落ちるって言うのも可笑しいよね。果たして、果ての果てには何があったんだろう?このヴィルヌーヴに留まっていれ ば、あるいは知れるかもしれない。そうは思わないかい?アカシャ――、それに、“元凶”さん」

【アカシャ】: 寄り添うように――。

「――世界の、果て……、底……水の、行く先――」

 歌うように、言葉を呟いて――時折、淡く光を宿す眼が――男の言った先――“元凶”を捉える。

【RL】: シュ──……。水面を走る爪先。白い波紋を広げながら、脚を後方へ引き──とっ、と水面を跳ねる。スキップでもするかのように、とん、とんと──。

「そうかもしれないし、そうでないかもしれない。さて、どちらとなるでしょう?答えはそう、"分からない"さ。だって、その答えはとても重くて抱え たまま では、沈んでいってしまうから。その"果ての果て"にね?」

 からからと笑いながら、一歩、一歩水面を踏みしめる。そのたびに、小さな波が湧き上がり──巨大に膨れ上がって/消えていく。

【雲外鏡】: 「詩人だ。貴方のそういうところ、僕は好きだよ。とても怖くて、ね。貴方を観察していると、まるで深海を覗き込んでる気分になる」

【RL】: 「ピエロは怖くなくてはいけないし、深海魚は不気味になるべくしてなったんだ。運命も、自然の神秘も、子供のトラウマも、全部同じものなんじゃないか なぁってたまに思うよ?」

【雲外鏡】: 「あはは!確かに確かに!ごらん、アカシャ。“今の君”が覚えているかは解らないけれど」 愉快そうに笑う。 「これが、僕が再三近寄ったらダメだと注意 した、“水”だよ。水面はね、鏡に似てる。でも、覗き込んでるうちに落ちてしまうかもしれない。だからとても怖い」

【アカシャ】: 「――……」闇紫の瞳は、“水”を捉え、その耳は、男の声を聴く――。

【雲外鏡】: 「これは全くの当てずっぽうだけど、星女様はそうやって落としたんだろ?」

【RL】: 「──……さて、落ちていただけたのやら。私には分かりかねるけど?」

 ちゃぷ、と、髪を掻き揚げながら、上体を屈め水面に、細い指を差し入れた。

【雲外鏡】: せくしーぽーずだ。

【RL】: 「──さて。どこで手を引っ込めるか区別幕無しに身を乗り出すから、落ちるんだよ。──落としたことは、一度も無いかな?」

 僅かに濡れた指を、ぴんと弾く。水滴が散った。

【アカシャ】: 女の声を――奏でられる音楽のように聴き、そうして、歌うように、口を開く――。

【アカシャ】: 「――底に“潜ろう”と思えば“落ちない”わ……」

【雲外鏡】: 「潜るのかい? そこには怖い怖い深海魚さんが居るかもしれないよ?」

【アカシャ】: 「恐いと思うのは」 男に視線を戻し――、 「それを、恐いと思うのは、自分の心」

【雲外鏡】: 「――…」

【アカシャ】: 「そこにいる魚がその形をしているのは、その魚がそうだということだけ。恐がらせるために、魚がいるのではないでしょう?」

 微笑みすら浮かべる、今、ここにいるのは、“少女”。

【雲外鏡】: 「……く、く。そうだね。うん。まさにその通りだ。それじゃあ、アカシャはどうする?目の前の“水”こそが元凶だ」 言葉を重ねる。

【RL】:ヒトの話はちゃんと聞いたほうがいいと思うよぉ、などと嘯いている。笑顔。

【雲外鏡】: お、なんぞ勘違いしてるか?

【RL】: いやあってるよ、スっとぼけてるだけで。確かにそうなるようにやったけど、勝手に発動しただけで現況呼ばわりはどうかとおもうなみたいなことを。

【雲外鏡】: おのれ、先生。黒幕め。

【RL】: だからこそ元凶なんだけど。

【アカシャ】: 「――私は」

 どうする、と問われ――目の前の女性が、元凶と教えられ―― “魔導書”との間をゆらめく存在は、一度、口を閉じる――。

【雲外鏡】: 「僕は、君の望みをかなえることを、望むよ」

【アカシャ】: 「……」 男を見詰め――、光を宿した瞳が、男を捉える。

【RL】: 雲外鏡が、あかしゃにのめりこみはじめた……。

【雲外鏡】: 目は、眼鏡が逆光になっててみえません

【RL】: なん、だと。

【雲外鏡】: きらり。

【アカシャ】: なんだと……!かっこいいぞ。

「私の望むこと」 その瞳は、射抜くように、透すように、 「――お願い、力を貸して、あの子を止める。海で暴れている、あの子を――」

【雲外鏡】: 「承ったよ、僕の希望-alice-。そのために、僕に神-チカラ-を貸してくれるね?」

【アカシャ】: 「――」 こくり、と大きく頷いた。

 あの子は、“水”と呼ばれるこの女性が解き放ったのだろう。だが、今、暴れているのは――解き放たれた、あの子だ。止めねばならぬのは――。

「ええ――」 声に出して誓約し、“少女”と“魔導書”の間を揺らめく存在は、奏でる。 「貴方と私は鍵。神開く鍵――」

【RL】: 薄らと、笑みが浮かぶ。

【アカシャ】: 今のアカシャ的には、注意は神に向かっている。先生は捕まえても仕方なさそう的な感じです。

【雲外鏡】: 心臓を潰せば、一撃さ!と雲外鏡は言外にいってる。(笑)

【アカシャ】: あ、なるほど。マスターを倒しちゃえば、神は止まるか。

【RL】: 「そう。それでいいの。ただ──、物事には、順序がある。"Lagrima"」

 <自我><分心:Lagrima>、【生命】1+5+H9= 15。

【雲外鏡】: よばれたーー。

【アカシャ】: 何か呼んだ!

【天杜】: ヴィオの、分心。イタリア語で涙、って意味だよ。

【RL】: ドワァッ!!!

 水面から、何かが伸び上がる。そう、それは最初から"そこに"いたのだ。ヴィオレッタの前に、立ちはだかるように突き立てられる古びた木杖。

 立ち上った水が、次第に姿を為していく。杖を、その胸に掻き抱き縋りながら涙を流す──清らかな乙女の容。生きる水は、ヴィオレッタの身体を一瞬 で 包み込み──"落ちる"。

 バシャッ!!!

『海底で待ちましょう、駅前の少女のように』

【雲外鏡】: 「――追うよ、アカシャ。防水加工は必要ない?」

【アカシャ】: 追う、と言う言葉に頷き、

「魚のように――エラが必要なるかも知れないけど」

 人だって、少しは泳げる――先ずは、飛び込んでからだ。

【雲外鏡】: あはは、と笑い、 「なら、深海魚より、西洋人魚をリクエストしておくよ」 少女を抱えたまま、とっ、と足を踏み出した。

【RL】:ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ──………。

 巨大な水の壁が、迫る迫る迫る。ヴィル・ヌーヴ、壊滅直前。

 光臨/君臨するは──……。


                  ──SceneEnd...


【RL】: ちなみに水中だと、専用ルールが導入されます。たいしたこと無いけどな。

【アカシャ】: 何か必要となれば、出すしかない。水中装備とか出した方が良いのかしら!(爆)

【RL】: そんなアウトフィットは、ない、んだ──。

【アカシャ】: なかったっけ!

【雲外鏡】: 潜水服があるね。(笑)アーマーギア。

【アカシャ】: アーマーギアでしたか。

【RL】: というわけで、召還シーーーーン!どっちからいく?

【アカシャ】: どちらでもーっ。

【RL】: じゃあまぁ席順でいいか。アモリー!出番だー!

【天杜】: あい。

【雲外鏡】: らぶ。


 ●CLIMAX#2 : URITE / A-T.G-C

◎Scene Card : KUROMAKU ( 警告や助言を無視する )

○Scene Player: ALL

・Stage : ヴィル・ヌーヴ洋上

†BGM :『 伝説の巫術士 / TALES OF LEGENDIA O.S.T Track09 』


SIDE:【URITE】


 予感が。

 予兆が。

 予見が、世界を脅かす。

 渦を巻く大気。魔術師と魔導書の直下にて、押 しのけられ蒸発していく海水。

 天に座していた積乱雲は吹き千切られ、粉と散 り舞い分かれていく。


【RL】: 「……二回目だ」

【天杜】: 「え?」

【RL】: 「…………此れで二回目だ。 此れが、君を殺さんとするのは。どう思う、アモリ」

【天杜】: 「どうって……」

【RL】: 「答えろ」

【天杜】: 潮風が少女の髪を、衣服をはためかせる。

「死んでないからわからないよ」

【RL】: 「──……そうか。君は、抗い生き続けるのだったな」

【天杜】: 「……」

【RL】: 切り裂くように鋭く、抉り取るように激しく。立ち昇る光が世界を薙ぎ払い、ただ二人だけの幕を彩り、焼き尽くす。

【天杜】: 「……ねぇ」

【RL】: 「なんだ」

【天杜】: 「MORIは、人殺しって言って欲しいの?」

【RL】: 「此れは、人殺しだ」

【天杜】: 「どうして?確かにキミは燃費が悪くって、契約した人間を死なせてしまうのかもしれない。でも、それは結果的に死ぬのであって、キミが直接殺したわけでは ないのに。どうして、背負い込もうと思うの?」

【RL】: 「……」 ぶん、と一度首を振った。 「……今する話では、なかった。君は大丈夫といったのだ……、忘れてくれ」

【天杜】: 大きな、宝石と例えられた少女の美しい双眸が、その疲れた男の横顔を映す。

「……」

【RL】: 膨れ上がった魔力が、MORIの口から紡がれる呪と共に螺旋を描き上昇していく。

【天杜】: どうしてだろう。目の前の、自分よりも何倍も、それこそ何千倍も長生きし、体格だって、かなりの差のあるこの、エルダーを。どうして、頼りなげな幼子に見 えたのだろう。

「大丈夫」 うなずいてみせる。死ぬかもしれない己を安堵させるよりもなぜか、 「大丈夫だよ、MORI」 相手を励まさないといけない、そんな気 が したのだ。

【RL】: 「──……」

 そ、っと。小さな手を、大きな掌が覆うように握る。

【雲外鏡】: 人食い物語を、思い出した。

【RL】: 「……」

 横顔のまま、男は。

「──行くぞ、アモリ。"翻訳せよ"」

 掠れたような──まるで、乾ききった喉から絞り出すような声で、開始を告げた。

【天杜】: 「うん」

【RL】:  どう、と。世界が、揺れた。

 降りていく幕のように、太陽の光が降り注ぐ。昇っていく檻のように、弾けた水涙が天を目指す。

「─……The lingering lingo rang to ring hollow prayers.」

 ──それは、約束の言葉。

【天杜】: 「虚 空を埋めるもの それもまた 祈り 願い それは 言葉の壁を越えて」

 きらきらと、陽光を照り返す水しぶきに目を細める。

【RL】: 「─Ring a ring o'ring ading ring a ding flame.」

 肩を抱く力が、強くなるのを感じる。二人を包み、削り取るように強くなっていく魔力の流れ。どこからか、何かがやってくる気配がする。

【天杜】: 「炎 の腕に抱きし者には祝福を 炎 環が隔てし汝が敵は疾く疾く葬れ」

 握られている、手を緩く握り返す。声は、励ますように凛々しく、透明に。

【RL】: 「ring fence is this a story without the end.」

 返歌を還すかのように、男は声を荒げていく。粗野にではなく──必至に。

【天杜】: 「そ れは宿命られた物語 幾度となく繰り返す 始まりと終わりを忘失した円環の如く」

 変わる。時とともに、人は変わる。以前に読み上げた想いとは違う、”その時”、”その場所”、必要な言葉。

【RL】: 「I have a familiar ring a your name. It is burn out name.」

 ぴく、と。男の手が震えた。何かが変わった/変わってしまった事を、感じて。

【天杜】: 「己 が存在を対価/大火に討て」

 少女が、男を見上げる気配。それは、相手を慮る、それ以外の何者でもない。

【RL】: 「――Please hear my wish ring hollow. 」

 世界が捩れていく音。

 ギ、ギ、ギ。

 呼応するように、男が首を落としていく。

【天杜】: 「最早聞くに価うる繰言等無し 汝の願いを問う」

 ――MORI?

 その視線は、何か問いたげで。

【RL】: 声無き声の慟哭が響く。水は天に、生は死に。希望を刻み、永き手を持つ神が啼く。

 男は。──その、灰色の瞳に、少女の、輝く瞳を映した。その一瞬だけ。輝かぬ男の瞳に、満月のような光が宿る。

【天杜】: 微笑み。そこには、相手の不安を取り除こうとする、微笑だけがあった。

「名を呼べ、アモリ。此れが奉るは、即ち贖罪と破壊の僕」

「名を呼べ、アモリ。此れが司るは、即ち無敵の鉛の異形」

「名を呼べ、アモリ。君が、そうと望んだならば」

 ぎ、ぎ、ぎ。

 世界がねじれる音は、異音。

 ぎ、ぎ、ぎ。

 男の口に浮かぶのは、きっと、意図して浮かべることなど無かったであろう──ぎこちない、不器用な微笑。

【天杜】: MORI、いっけぇ!君に決めた!

【雲外鏡】: おい、かっちかちやぞ。(トランセル的な意味で)

【天杜】: ……。雲外鏡PLさん、うーりーてってさー。

【雲外鏡】: うん?

【天杜】: 繭のイメージらしいよ。

【雲外鏡】: え、とらんせ、る?

【天杜】: さなぎ。かっちかち。(頷く)

【雲外鏡】: おまえ、いま、表舞台でモリが格好いいのに、ポカリスエットこぼさすなよ。

【天杜】: ばっか、GTさんがいってたんだって。

【雲外鏡】: かっちかちやぞ、と?

【RL】: おい、アモリ。早くRPに戻れよ。後、トランセルじゃねーよ。マユのいめーじだけど。

【天杜】: かっちかちやぞ。

【RL】:「──URITEを、醜いと、思うか?」

 きっと、それは、もっと別の質問の筈で。

【天杜】: 「……?」 少女は首をかしげて。 「よくよく見ると、愛嬌あるよね」

 笑った。

【RL】: 「──……神を捕まえて、なんという──……」

 笑った。

【天杜】: 「おいで、URITE」

 手を日を遮るようにかざす。

「終わりと始まり無き/啼き神よ」

「其は」

「勝利のみを知る者也!」

 もう片方の手を添えて、愛し子を迎えるように。

【RL】: あもりがかっこいいけんについて。

VOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO.........!!!

【天杜】: きたきた!

【RL】:<自我><永世者> <分心:URITE><コネ:天杜・ステラ><交渉 >、【感情】7+4+2+C6=19。

 虚空にて、鋼の異形が顕現する。見るにおぞましき異貌の機神。だが、それはこの世に望まれた末、産み落とされる。

 舞い散る水滴を浴びて、灼熱する装甲がしゅうしゅうと音を立てる。

 水蒸気に包まれながら、ゆっくりと重力に引かれ、落ちていく。

 ジュぅウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!!!

 凄まじい量の水蒸気が立ち上り、小爆発が無数に湧き上がる。


 ド──バァアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!

 巨大な水柱の中央にて、無尽なる一柱が、高らかに産声を上げた。

  VOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO......!!!

「──……乗るぞ」

【天杜】: 水蒸気に覆っていた顔をあげ

「……うん!」

 飛行移動に備えて、MORIにしがみついた。

【RL】: 「──」

 しゅる、と。外套の一端が、アモリに被せられる。

「人間なら、火傷では済むまい。 捕まっていろ、"Master Of URITE"──飛ぶぞ」

 ばさり、と大気を打つ音が響いて──。


SIDE:【A-T.G-C】

【RL】: よし、あかしゃ、雲外鏡!やったれ!

【アカシャ】: みょーっ。

【雲外鏡】: みせてやるぜ。

【RL】: ほう。

【天杜】: 魅せてくれ。

【雲外鏡】: アカシャの底力を!

【天杜】: おわた。

【RL】: おわた。

【アカシャ】: あわあわ。よ、よんじゃうですかっ。

【雲外鏡】: いぇあ。呼ばないなら、このまま溺れてもいい!

【アカシャ】: ぶくぶくぶく。

【RL】: なん、だと?

【アカシャ】: よっし、行く!

 どくん――。

 神の出現に呼応してか、人の身に収まる心の臓がひときわ大きく脈を打つ。

「……大きな力、大いなる力……」 神託を受ける巫女のように呟き――、 「貴方の力を――、貸して――」

 その手を、男の――心の臓の部分に、そっと添える。

【雲外鏡】: 「おっと、そっちじゃない」

 地から足を離し、空に身を躍らせる。途端に身体は重力の網に捕らわれる。

「――君の心臓は、こっちだ」

【アカシャ】: 「――こっち?――」

【雲外鏡】: 少女の手をずらし、己の懐の上に移動させる。

       ど く ん

 小さな。けれど大きな鼓動。

【アカシャ】: 「――?」

【雲外鏡】: 「さぁ、準備は良いよ? 早くしないと、溺れてしまう」

 眼下には、激しくうねる、青い、海。

「僕、カナヅチなんだ」

【アカシャ】: 「――」きょと、と大きく目を見開き。

       ど く ん。

 脈がより、大きく、鼓動を奏でる。

【雲外鏡】: だって、ぼく、バサラじゃないもの。

「君が“還って”来たら、答えるよ。アカシャ」

 微笑む。

【アカシャ】: 「――“還って”……」

【雲外鏡】: さぁ、召喚頼んだ!

【アカシャ】: わ、わかったー!

 男の瞳――その顔に掛かる、眼鏡――そのガラス片に映り込む、自身の瞳。自身の瞳が、己を見詰め返す。

 だが、その瞳は――。

「……っ!?」

 初めて、己を見たかのように――いや、

【アカシャ】: そこに映っているはずのものが、己ではないかのような――その刹那、―― 鍵 が 開 く ――。

「おいで――……」「nulo nulo nulo」

虚無となった瞳。

「おいで――……」 「Ain  Soph Aur」

 神性を宿す彼方の声

【RL】: お。始まった。

【雲外鏡】: あれ、前回と、ちがう?

【アカシャ】: 「黒い鴇」「Meetrikos = PropaTeer」

 その響きは2重となりて―― 。

「nulo nulo nulo」「おいで」

 1つの口から、

「nulo nulo nulo」「まわれ」

「Ain  Soph Aur」「まわれ」

「Meetrikos = PropaTeer」「紅い蛇青い蛇」

 発せられる――!!

【雲外鏡】: き、た。

                   
  おいで          nulo nulo nulo    まわれ    
                   
  おいで         Ain  Soph Aur まわれ    
                   
  黒い鴇     Meetrikos = PropaTeer 紅い蛇 青い蛇   
                   
      無花果  奏皮         
                        
                   
      芽吹き  花咲き  実らせる杖よ      
                   
                     
                   
    Aion    hteT ┓      
                   
 
〈●〉 ┣ Torah   ahsakA ┨      
                   
    Gaea   somsoC ┨      
                   
    Aranyaka    uhoT ┨      
                   
 
S ┣ Gnosis   soahC ┨      
                   
    Tiphereth   niA ┨      
                   
    Chokmah   neeG ┨      
                   
 
 P  ┣ Chronicle   siseneG ┨      
                   
    Aleeteiaa   tnematseT ┨      
                   
    Theleetos   nohcrA ┨      
                   
 
∴ ┣ Aeinous   htohT ┨      
                   
    Geburah    desehC ┛      
                   
  掲げられし   1   つの旗竿    
                   
  絡み合うは紅色蒼色   2   ついの蛇    
                   
  根は天 枝は地 逆樹   3   つの柱    
                   
  誓約されし   4   つ文字からなる神の名  
                   
  空にありし   5   つの救済のバシリカ  
                   
  其処に築かれし   6   つの楼閣    
                   
  満つる湖 集いし   7   の御使い    
                   
  果てなき円環   8   つの雲球    
                   
  調和奏でし   9   つの天階    
                   
  讃え 謳え 結べ   10   の旋律    
                   
                        Ain Soph Aur        
                   
              光に 限り 無し        
                   

【RL】: お、おい。ぱわー、あっぷ、してる、ぞ?

【天杜】: なんだと?

【アカシャ】: 音と共に浮かび上がる光球は、刹那に分裂を開始し躍り上がる。魔法陣の上に鏡の巨人を出現させる――!

 海の泡となる前に――虹色の膜が2人を包むと、その、鏡の巨人の心の臓へと吸い込まれる――。

 そんなわけで、中に入りましたー。ざっぶーん。

【RL】: よし、判定するンだ。

【アカシャ】: そうだった。

〈自我〉+〈永世者〉+〈封印記憶:分心〉、【外界】7+4(永世者)+2(エトランゼ)+D9――22。

【天杜】: 先生、いいから雲外鏡のコネ、忘れてあげないでください……。(笑)

【アカシャ】: あ。あれ、コネ組み合わせないとでしたっけ……!?

【RL】: ボーーーン。どっちでもいいよ。

【雲外鏡】: だいじょうぶ!ぼくよい雲外鏡だから!コネなくてもへいき!データ的には要らない!コネ組まなくても平気な理由があるから、だいじょうぶ!

【天杜】: きちゃない。うん、こう、魔術争乱のなんか神召還で、組み合わせてねーという、お約束で書いてある程度。多分三位一体というか、魔術師と呼んだっていう (という意味のファッションと、達成値上昇の演出としての)演出なんだと思う。あと、雲外鏡さんがうさんくさい。何をたくらんでいるんだ…!

【アカシャ】: なるる。り、理解した!

【RL】: じゃ……津波、どうにかしようか。

【雲外鏡】: 津波、どうにかしないとね。(笑)

【RL】: 雰囲気的には、アモリさんがふせぐかんじ?MORIさんに命令すればモリさんが神業使ってくれるよ。

【雲外鏡】: おー、MORIさん大活躍。

【天杜】: MORI防げる神業持ってないじゃん。

【RL】: 守護神。(※ マヤカシの神業。自分の不都合を打ち消す事が出来る。 また、自分の命を犠牲にすれば、それ以外にも効果を及ぼす事が出来る)

【雲外鏡】: 死んだ。

【RL】: 霧散。(※ アヤカシの神業。己の不都合を打ち消したり、シーンから退場する事が出来る。この場合、津波を防ぐという守護神で発生した自分の死亡 を、霧散 で打ち消す、と言っているのである)

【天杜】: あまりに、神業の無駄使い。

【雲外鏡】: チャイ。(※ カブキの神業。何でも幸運にもなかったことにする事が出来る。霧散を打ち消すぞ、と言ってる。追記しておくと、雲外鏡はカブキではないた め、ネタで言っている)

【RL】: 神出鬼没。天杜死んだな。(※ カゲムシャの神業。自身で定めた『主人』と己の立場を入れ替える事が出来る。この場合、MORIの主人は天杜なので MORIの死亡ダメージを彼女に移し変える、と言っている)

【アカシャ】: なんという神業の連鎖。

【雲外鏡】: すげぇ。なんというコンボ。

【天杜】: えー、ヴィルヌーヴ壊滅。

【雲外鏡】: とりあえず、アモリと合流してアカシャとの交流を通せば、アカシャが止めるのもいけそう。今のアカシャアモリと面識あるし!

【アカシャ】: ういっ。

【RL】: じゃ…。

 津波⇒   【海底神殿真上(ヴィオがいた場 所、アカシャ雲外鏡)】     【URITE】 【水族館】

 こういう並びか。

【天杜】: そね。

【RL】: 海底神殿が、魔法陣の中央辺りにあるとおもって。津波は魔法陣の、こう……、水族館側とは逆の端から来た。

【雲外鏡】: むむ、MORIさん・天杜さんが止めるのが雰囲気的には一番かしら。

【天杜】: 天杜はとめたいっていってるけど、PLは止める気ないよ!神業的な意味で!

【RL】: おい。

【天杜】: 天罰はいたらなんもできんくなるだろ……やんねーよ。

【RL】: こいつ…!!

【天杜】:!わかった!あもりが、間に合わないッ!誰か!ていうから、願いを叶える感じでどうかな。

【雲外鏡】: SOREDA!おまえ、天才だな。

【RL】: いんじゃね!

【天杜】: 「それが君の願いかい?」って、雲外鏡が輝く感じで。

【雲外鏡】: きらきら。

【アカシャ】: 輝け、僕らの雲外鏡!

【雲外鏡】: ぶくぶく。

【アカシャ】: あれ、沈んだ。らじゃ。PC1。こちらの神業を使いましょう。

【RL】: GOGO!

「──しかし、この質量を止めるは骨だな」

 聞こえてきたMORIの声は、普段どおりといっていいものだった。気づけば、そこは黒き心臓の間。布に覆われた、神の"玄室"。

【天杜】: 「うん」

 津波。人類はこれに成すすべなく滅びを迎える事幾度。

「中央に立って、同じ質量をぶつけられれば……!MORI、急いで!」

【RL】: 「──任せろ」

【天杜】: けど、間に合わないんですね、わかります。

【RL】: 「無限布、蠕動開始。進め!」

 ゴッ!!!

 爆発的な前進。海を二つに割りながら、URITEが津波へと向かっていく。

 しかし──。

「……でかいな、止めきれるか──!?」

【天杜】: 「間に合わな―――………ッ!!」

 青ざめ、映像の映る前方にに手を伸ばす。

 ――誰か……!

【雲外鏡】:       ―――それが君の願いかい?

【アカシャ】: きたー。

【天杜】: 弾かれたように、いつの間にか正面に現出していた、鏡の巨人を見る。いつの間に、あそこに……!

【RL】: 「あれは──奴か!!」

【雲外鏡】: 『なら、それは僕の願いであり――』

【アカシャ】: 『――……』

 了解!《天変地異》で防ぐよ……!

【雲外鏡】: お願いします!

【天杜】: お願いします先生!

【アカシャ】: ―― ワタシ ノ ネガイ ――

 《天変地異》

 天杜の願いを映した、鏡の巨人。 その心の蔵、その本質は万物の元素を操る力――。

 ―― 逆位相 形成 ――

 それが波ならば、反転した波を起こせば。鏡が迫り来る津波を映し、逆位相の波を形成し―― 反転の後 ―― ぶつける――!

【雲外鏡】: なん、だと。ぶつけなおす、だと!?

【アカシャ】: 波だから反対のをぶつければ、打ち消し合うはず。ただ、逆位相という言葉の使い方がもしかしたら、違うかも知れないけれど!

【RL】: ドドドドド    ド──…。

 それは、もはや音ではなかった。新たな津波を引き起こすかと思うほどの、爆発的な衝撃波が吹き抜ける。波と波が炸裂し、相殺し。

 バシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!

 膨大な量の水壁が、崩れ落ちた。

 海が荒れ狂い、魔女の大鍋のごとき掻き雑ぜられるが──

「──止まったな」

 何処か、苦々しいMORIの声。

【雲外鏡】: 『やぁ、モリくん。また会ったね。彼女とは仲直りできた用で何よりだけど、ソフトクリー――おっとっと。こっちが先だね。ありがとう、アカシャ』

 鏡の巨人から男の声が響き渡る。

【RL】: MORI、助けられてちょっと、むぅ。ってなってる。

【アカシャ】: 声を掛けられて――鏡の巨人の内部に収まった少女は、戸惑いの顔の後、笑みを浮かべた――。

【RL】: 「……ふん。礼はいわんぞ」

【天杜】: 「……また?」

【RL】: 「水族館の中で会った」 短く答える。

【天杜】: 「ソフトクリームって?」

【RL】: 「金が無かった。悩んでいたら」

【天杜】: 「……」

【RL】: 「『それが願いかい?』等といいながら、此れに二本押し付けてきた」

【雲外鏡】: MORIが、可愛い。自分からばらしちゃった。(笑)

【RL】: 聞かれたから……。(笑)

【アカシャ】: ……第2話、……雲外鏡がほんっと、いい人だ。

【RL】: ほんまや。

「……」

【天杜】: 「そ、そうだよね。MORIがあんな気の利いたこと出来ないよね……」 と言ってから、噴出した。

【RL】: 「なっ……」 憮然とした貌。

【天杜】: 津波が消えた、一時的な安堵であったが、はぁと息をつくと、 

「雲外鏡」 声だけのする、その人物に声をかけた。 「有難う、アイスクリーム美味しかったよ。後、津波を止めてくれて有難う。キミは、闇の腹心だ と聞いていたから、助けてくれるなんて、思わなかった」

【雲外鏡】: 『どういたしまして』

 フフ――、と巨人が笑い。

『誤解を3つ解かせてもらうよ、星女様。1つ目。“闇”の腹心であっても、僕は願う者全てを助けたい』

【アカシャ】:神の3本の指が立っている……!

【雲外鏡】: 『2つ目。だから、そこのMORI君の願いは純粋なもの。ほんとは魔道書は管轄外なんだけどね?』

【天杜】: MORIを見る。MORIの願い?何だったんだろう。

【雲外鏡】: MORIの願いって、なんだろう。(笑)

【RL】: 雲外鏡には、見抜かれている…!!

【アカシャ】: ……知っているよ。にやり。

【雲外鏡】: ですが理解していません。しゅっしゅ、しゃかしゃか。

【RL】: 反応はない。ただ、憮然とした貌のまま鏡の巨人を眺めている。

【雲外鏡】: 『3つ目。津波を止めたのは、貴方のお友達ですよ』

【RL】: 「──……知り合いか」  伺うように呟きが聞こえる。

【天杜】: 「え……?」

【アカシャ】: 「……」その言葉に、目を見開いて。雲外鏡を――そして視線――視覚意識を、出現した神、URITEへと移す。

『……あ……もり……』

 “少女”が、音を発した――。

【天杜】: アカシャという人物が搭乗しているのは、雲外鏡の発言からして、魔導書の少女だと思っていたが、

「……エン、ジュ?」

【アカシャ】: 『……ええ』

【天杜】: 「エンジュなの?無事だったの?やっぱり、キミは」 魔導書だったの?

 後の言葉は、音にはならず。

【アカシャ】: 『よかった――ぶじだったのね』 微笑み。

【RL】: MORIさんが困惑してる。

「……アモリ? あちらの魔導書と…?」

背後と、正面より聞こえる声が交差する。

【天杜】: 「え、うん……その、うん」 何か気恥ずかしそうに。 「うん、無事だよ。有難うエンジュ」

【RL】: 「──世間話をしとる場合か」

 ゴゴゴゴゴ──……ッ!!!!

【雲外鏡】: 『あはは、確かに、無事じゃなくなるかもね』

【RL】:          ゴ……ゴンッ!!!

 遠く。水面に、いくつもの水柱があがる。

【アカシャ】: 『……きをつけて……! あのこ がくる……!』

【RL】: 「──先の津波は、寝返りだったとでもいうのか?」

 先ほどまでとはいかぬまでも、再び巨大な波が上がる。

「──……?」

 だが。すぐに、その波が収まり──。

 ボ   ンッ!!!

水面から巨大な柱が、持ち上がった。──否。それは、その太さだけで、二柱の機神の優に数十倍はある─―鋼の、胴だった。

【アカシャ】: え、胴だけ?なんというビッグサイズ。

【天杜】: 「………おお……きい……」 呆然とした、声。

【RL】: トループ(アヤカシ:50体相当) / 魔器の一族:アーコロジー*巨人の一族。

【RL】: 「──……ふん。どうやら、此れ等は羽虫扱いのようだな」

 ずずず、と音を立てて、その胴は再び海中に没していく。世界樹と呼ばれるものが金属で出来ていたとしたら、ああであっただろうという巨大さ。しか も──あれは、一部に過ぎない。

 説明:世界蛇の胴体はいくつかの部位に分かれております。一応こっちの設定だと5ツ。ただし、住居の魔器一なので、でか過ぎて同じシーンに複数存 在 できません。

【雲外鏡】: はぁはあ。す、げぇ。(笑)

【アカシャ】: なる……ほどっ。

【RL】: なんで、選択肢はこれから5シーンかけて全ての胴体を落とすか、頭部を捜して落とすかです。

【アカシャ】: な……!

【RL】: 頭部のヒントは、どっかの悲劇的マゾヒストがボロボロしゃべってました。(笑)別れ際に。

【アカシャ】: 胴体が5つで、頭が1つ。ヒントが、先生の会話の中にっ(爆)

【雲外鏡】: どれだろ、捜し中。

【天杜】: 海底じゃないかなぁ。駅前の少女のようにのあれ。

【雲外鏡】: 『まいったね。力押しは、無理そうだ』

【天杜】: 「先生は、魔導書を見つけるだけでなく、いったいどうするつもりなんだろう……」

 その巨大なモノを見上げながら。

【RL】: 見れば、どん、どぅんと、水平線の先でも胴体が伸び上がっていく。どうやら、目覚めつつあるようだ。

【雲外鏡】: 『あの人のことは未だ観察しきれてないからわからないなぁ。もしかしたら、そうやって星女様が水面を覗いて、落ちてくるのを待っているのかもしれないね』

【天杜】: 「……」

【雲外鏡】: 『自分と同じ、深海の深淵まで』

【天杜】: ばっと、水面を見下ろす。

【RL】: 「──アモリ?」

【天杜】: 「MORI、URITEは水中にもぐる事は出来るの?」

【RL】: 「不可能ではない。君の生命維持程度なら造作も無い。だが、海という重石を背負って戦うのだ。相応の代償は存在する」 推奨はせんが、と言ってから。  「──……潜る気か?」

【天杜】: 「……有利不利を問う時間はもう残っていないよ」

【RL】: 「道理だ。だが、水中を見通すような目は残念ながら無い。光の無い深海では、僅かな魔力光のみが頼りだ。──気張れ」

【天杜】: 「……うん」

【RL】: そう言うと、水面を蹴立てていた脚部旋回布が形状を変更。ゆっくりと、URITEの身体が水中に没していく。

【RL】: 「──雲外鏡とやら」

【雲外鏡】: 『うん?なんだい、モリくん』

【RL】: 「君は止めろ。此方の機神は、連戦・長期戦に向かん。悠長に氷山の一角を叩く趣味は無いということだ。行かせてもらうぞ」

【雲外鏡】: 『邪魔をするつもりはないよ』

 巨人は、水面ではなく、底から生える蛇を見る。

 頭を探しに言ったときに、トループを片方が引きつけることって可能かしら?

【RL】: トループは攻撃の意思は無いよ。移動妨害はするけど。

【雲外鏡】: お、なるる。

【RL】: 今やってるのは、頭部がゲストやねん。水中から頭部だけが、津波で地上を攻撃してるの。(笑)

 ぶっちゃけよう!頭部にたどり着く前に、1シーントループの群れを突破しつつ海底神殿を踏破するイベントシーンがある。(笑)

【雲外鏡】: なっる。

『ただ、僕らにも願いがあるからね』

 ス――、と鏡が水面に降りてゆく。

『止められてもついて行かせて貰うよ』

【RL】: 「──……アモリが止めんのなら、此れの感知するところでは──」 ぼご、と。URITEの視界が、水中に没した。 「──……無い。」

 静寂の海。URITEの装甲が放つ魔力光と、A-T.G-Cがそれを反射する明かりだけが広がっていく。

 つーわけで、特になければ、そのシーン…ぶっちゃけチェイス戦っぽい特殊ルールなんだけども…に、移行するよ!

【アカシャ】: チェイス戦!

【天杜】: いこうぜ!

【RL】:  ぐお、と。水中に、太い太い動く壁が見えた。 違う、胴だ。

 そして。──無数の影が、海中にひしめいていた。

 眷属だ。


■CHASE!!


【雲外鏡】: チェイスか。おもしろいな。(笑)

【アカシャ】: チェイス戦経験、初めてかもしれない!

【天杜】: 私も。(笑)

【雲外鏡】: あんまないよね。


●CLIMAX#3 : DEEP SEA!!

◎Scene Card : KATANA ( 危険な賭けに出る )

○Scene Player: ALL

・Stage : 海底神殿直上

†BGM :『 嵐の中を走れ / TALES OF LEGENDIA O.S.T Track10 』


・状況説明

【勝利条件】 【海底神殿】に到達する。 / "胴体"を除く敵トループは、撃破される度に"最初に配置されていた位置"に再配置される。

【アカシャ】: ふむー……。

【特殊ルール】 【水中神闘】 / 水中の為、水中適応能力を持たないヴィークルは全ての行動に達成値-2.。

 また、メジャーアクションを行うたびに【その判定で使用したスート】の制御判定を行う。 失敗した場合、ヴィークルに"山札一枚+失敗した回数"点 のヴィークル戦ダメージチャートの効果が適応される。これはエニグマポイントに影響を与えない。

☆<操縦>判定に[速度]点の達成値ボーナスを得る。ただし、移動に専念する か[車両攻撃]を選択した場合のみ。

☆<操縦>に対しては、<操縦>にてリアクションが可能。成功し た場合移動は失敗となり、距離は変更されない。

☆移動に専念した場合、[達成値の十の位]段階移動できる。

【雲外鏡】: シミュレーション、ぽい!

【天杜】: 水中能力、持ってないよなぁ、URITE。

【アカシャ】: 水中能力……。水中適応能力って。船舶ヴィークルならあったのかなぁ。

【雲外鏡】: 船舶かー。

【RL】: うん、潜水艦なら、ある。

【アカシャ】: なるる……。


・エンゲージ

【 海面 】 ※此処に到達すると、シーンから退場することができる。

【 URITE / A-T.G-C 】

【 "胴体" 】 

【 "眷属"A.B 】 

【 "眷属"C.D.E 】 

【 "海底神殿" 】 


【雲外鏡】: おー。

【RL】: 便宜上今キャストがいるのが、深度1とします。2に胴。3、4にトループ。5まで行けばOK。ちなみにどっちかが到達すれば、よいとするよ。


・SetUp!!


【RL】: "胴"(アヤカシトループ、50人相当) / AR5(ALL ReAction宣言)

 "眷属"A〜E(アヤカシトループ、15人相当、"一式潜水艦:魔器") / AR2。

 MORI AR:2 / SetUp:None。

 ややこしいから質問あったら、いって!

【雲外鏡】: たぶん、だいじょうぶ!

【天杜】: ……ご、めん。なんかうっかり、手札をしゃっふるしてた。僕の山札がぁッ!

【RL】: 山札に、捨て札もまとめて全部シャッフルして、ひきなおして。(笑)

【天杜】: うん、ごめん。(笑)

【RL】: いいよ、リセットってことで!

【雲外鏡】: ……と、トランプ、がない、だと?あれ?

【RL】: なん、だと?今すぐトランプツールを、DLするんだ!

【雲外鏡】: さがして、くる!ごめん、すすめてて!

【RL】: おげ!

(※ オンセは一話を数日に分けてプレイするので、こういうことがまま、あるのです。不幸な事故)

【アカシャ】: みつかれー!とらんぷ!

【RL】: ちなみに、達成値-2と移動するたびにヴィークルがガタガタいうだけで、地上と同じように行動できるとおもって!

【天杜】: うい。

【RL】: ウーリーテはバイクに変形したほうがはやいよ。

【天杜】: AR3、セットアップ、☆クレリック宣言。

【雲外鏡】: 雲外鏡AR2 偽火AR3 鏡の中の悪意AR2 です!

【RL】: Iraまだいたのかよ!!

【雲外鏡】: いるよ!あ。みずの中で燃えない?

【RL】: 大丈夫。(笑)

【雲外鏡】: すげーぜ、イヤーゴ。

【アカシャ】: めらめら。

【RL】: あれはイヤーゴ曰く、情の炎らしいからな。

【雲外鏡】: 愛か。愛ならしかたない。

【天杜】: むしろ、愛憎じゃなかろうか。

【雲外鏡】: やだ、イヤーゴったら昼ドラが似合う!

【RL】: 怒り……なんだと。

後このBGMかっこいいよね! 突破シーンで使おうとおもってたんだ。(笑)

【雲外鏡】: じゃあ、さがしてくる!

【アカシャ】: いってらっしゃいー、見つかれー。

(目標深度5) URITE:深度1 A-T.G-C.:深度1

【アカシャ】: っと、アカシャのARと【A-T.G-C】のARで、【A-T.G-C】が協調行動……で、良かったんでしたっけ……。宣言の仕方。たまに、ごっちゃにな るので

【RL】: うん。

 URITE:AR2 / SetUp:[協調行動]

【RL】: こんなかんじ。

【RL】: アカシャも、協調行動していいのよ。魔器だから。MORIはしないけど。

【雲外鏡】: アカシャは自分で自分を使いたければ、協調行動しない方が良いよ。

【アカシャ】: アカシャ:AR2 / Setup:none。

 【A-T.G-C】:AR2 / SetUp:雲外鏡に[協調行動]。

【雲外鏡】: 雲外鏡AR2 偽火AR3 鏡の中の悪意AR2。

【天杜】: MORIさんは、強調行動しないのか。

【RL】: しても意味ないし……呪返符使えなくなっちゃうし……。

【天杜】: 使えるじゃん。

【RL】: 天杜がな。

【天杜】: うん。で、びりっ。

【RL】: おい。死んだ。神戦闘時には協調するよ。(笑)

 よし、いいかなっ!?いくぞ!胴体がオールリアクションなのは全部リアクション宣言しますよ、って意味で、自動防御とかじゃないので。

【天杜】:ごめん。えーとよくわかんないけど、操縦判定すればいいのかな。

【RL】: うん。えーと、つまり、目標地点までたどりつけゲームなのよ。操縦判定にヴィークルの速度って数値がプラスされるっていうボーナスがある。後、その操縦判 定の達成値の十の位(20〜なら2段階、30〜なら3段階)一気に移動できたりする。ただし、敵も判定でリアクションしてくるから、それをかいくぐるなり 敵トループを攻撃して減らすなりして、突破しろー!っていうこと。あ、突破つかったら一瞬でクリアできてもいいよ。

【天杜】: URITEの速度、速:2/6。これ、どっちをみればいいの?

【RL】: 左がウォーカー形態。右がバイク形態。マイナーアクションで、URITEは変形できるの。変形するとアーマー薄くなったりするんだけどね。通常時は、 ウォーカーの形を取ってる。

【天杜】: 把握。

魔導書
“螺旋断簡佚書”MORI
GT
アヤカシ●,マヤカシ◎,カ ゲムシャ
(経験点:180) 5/14 7/15 5/8 4/11
Category: アストラル/魔器・魔導書
ID: X  Aj: ?(20〜?)  Jender: ♂  Heit: 32/187cm  Weit: 0.5/75kg
Eyez: Ash  Hair: Blakk  Skin: White  BirthDay: ?

「泣くな、鬱陶しい。力が欲しいのだろう?ならば、対価を捧げるが良い」
 
"魔導書殺し"の名を抱き、災厄の世を流浪する一冊の魔導書の話。
メビウスの輪に縛られて、クラインの壺で眠る魂の話。

円環、螺旋、輪廻。この世の生命、命運は回転し、流転し、抉り裂くように生延びる。
捻れた円環は果てを求め、完結された未完を綴り続ける。
その男は、磨耗し枯渇し擦り切れたような瞳で其れを語る。
─もし君が力を欲するのなら、此れを呼べ。
数多の偉大なる先駆の名を告げ、自らが其処に連なると誓うのみ。
契約の末、閉じた輪は回りだす。終焉は見えず、通り過ぎた筈の過去だけを見つめて。
 
此れに選ばれた“心臓”は、ただの一度で焼き尽くされる。
其れは約束された過去。故に、此れに安息は無い。未来は今だ見えぬのだから。
 
「捧げろ、その貧弱なる身体を。
  全て薙ぎ裂く我が神の手が、一度限りの慈悲を降す」
 

【魔導書“螺旋断簡佚書”】
輪廻と円環、世の流転の理を綴った紙片。
間接的に時空と次元を歪曲する術を記し、長き手を持つ神を讃えるという。
その名の通り既に散逸し、遺されたのは僅か十数頁。最後の頁だけは内容とは関係なく、ただ数百の名だけが刻まれている。
 
喚起するは[URITE]、“焼き払う者”の名を冠する異形の機神。
 
キャンペーン用EXP:174pts
EXP:6pts

▼一般技能[20]
1●−−− 知覚
2●●−− 交渉
3●●●− 自我
1−●−− 白兵

▼社会[10]
1−−−● 社会:N◎VA
1−−●− 社会:楽園
2●−●− 社会:アストラル

▼コネ[15]
2●●−− コネ:天杜・ステラ
1−−●− コネ:Μαιναδη
☆ブランチ[10]
1●−−−アヤカシ:キンスレイヤー 

▼アヤカシ[70]
4●●●●永生者
1−●−−血脈:魔器の一族
1−●−−吸精(OS)
1−●−−魔翼(OS)
1−−−●人化(OS)

▼マヤカシ[05]
1−●−−分心:URITE

▼カゲムシャ[35]
1−−●−影踏み
6●●●●バックアップ(CG)
 
 
 
■<分心:URITE>(アヤカシ)[54]
【理性】1/6【感情】2/6
【生命】4/3【外界】4/5

▼Skill[40]
4●●●●血脈:魔器の一族
1−−●−血脈:神族(XB) 
 
▼Outfits
URITE
 ├[20]シルバーファング:相当品
 ├魔器本体
 ├攻:殴+12/爆+9 速:2/6
 ├防:(11/8/9/12) / (8/6/7/9) 制:2
 ├電:15 乗:2
 └[m]変形(ウォーカー/ヴィークル)
  ├CIRCUS
  │├[30]如意棒+兵器化相当
  │├攻:殴+10/4 射:至近
  │└[m]:射程変更
  ├CUNAE
  │├[20]殲霊砲:相当
  │├攻:- 射:近〜超遠
  │└精神DMG+6,装弾数3
  └異貌
   ├[04]パトロナイズV:相当品
   └搭乗者被精神DMG-3
▽武器
・無限布"メビウスの輪"
 ├[04]アンチクラッシュ:相当品
 └[20]如意棒:相当品

▽防具
・煤けた外套
 └[03]レザージャケット:相当品

▼マジックアイテム
・魔導書“螺旋断簡佚書”
 ├[15]呪返符:相当品
 └魔器本体
・歪曲印"クラインの壺"
 └[30]オブジェクト・イン・ミラー:相当品
・虚構文"仮定紙片"
 └[04]早業符:相当品 
・精霊体"独立紙片"
 └[05]ウォッチャー:相当品 

▼ライフパス
ウェット 

【RL】: 「──ふん。海中は既に彼奴の陣地というわけか」

 沈んでいくURITE。MORIがせせら笑うのは、道をさえぎる無数の異形だ。水族館で見た異形もいれば、見たことのない深海の生物もいる。

【天杜】: 「そうだね……海蛇……なのかな」

 この先に、ヴィオレッタがいる。彼女の事を考えると、酷く気が重い。

【RL】: 「あの女が魔術師だとすると、魔導書が使役した眷属を己が手足としていたのだろうよ。なんだか知らんが、勝てねば生き残れんぞ。しょげている暇があった ら、いつものように喧しく騒いでみろ」

 軽く肩を小突かれる。

【天杜】: 「とと、もう……。完全にヴィオレッタのフィールドだよね。ごめんね、二度も無茶に付き合せちゃって」

【RL】: 「ふん。此れはそのための存在だ。愚痴は言うが、文句は言わん」

【天杜】: 「愚痴も充分嫌だよ!」

【RL】: 「は。──まぁ、それも後でだ。 行くぞ」【天杜】:

【天杜】: 「うん!」

 手札が死んでる。

【RL】: おわた。

「形状変更!! ──……雑魚の相手をしている時間はない、突破せよ!」

【天杜】: ぺいぺいっと、脚に結ばれた靴のリボンを解き、脱ぎ捨てる。

【RL】: ぬい、だ。

【アカシャ】: 靴を……。

【RL】: バックアップ欲しかったら、言ってね。見よ、6Lvにパワーアップした俺のバックアップを!(※ MORIもCASTに合わせた経験点で成長している)

【天杜】: 深呼吸。 大丈夫、やれる。

「さ、さ、ひざまずけ」

 神のお使いが見えた、合唱す るがよい」

【RL】: お。きたきた。(笑)今日買った、神曲を早速使っているようです……!!やっぱかっけーな。(笑)

【アカシャ】: ダンテの?■■文庫!

【RL】: うん。■■が読み辛かったので、■出文庫のにしました。(笑)

【天杜】: せっかく買ったから、使いたかった。(笑)RLがシナリオのテーマにちょっと使ってるって言ってたから、何となく合わせたくて。リプレイにしたときの著作 権とかが怖いけど……良く引用されてるし平気かな?(笑)

【雲外鏡】: ふふふ。みんながカッコイイ演出を完了したとき、それが我が血肉となる。

【天杜】: ――シャン!

 星の、涼やかな響き。

 「これからこうした方々には お目にかかるのだ。

 見ろ、人間の道具などには一 瞥もくれず

 帆も櫂もいっさい使わず

 翼だけであれだけの離れた岸 を往来している」

 m:URITE ⇒ ヴィーグルモードへ

 メジャー:<オーバーレブ>、 【感情】6+8+URITE4=18。

【雲外鏡】: はやい!(笑)

【RL】: お、バックアップとばすけ?

【天杜】: MORIさんが運転する気がないなら、貰えると有り難い。

【RL】: MORI操縦ないから、あもりが動いたほうが多分効率いいよ。

【天杜】: くれくれー。

【RL】: 「各部仮定要素、励起。蠕動開始。──吼え猛り、疾く奔れ」

 しゅるるるるるるる──。

 解かれた布の中から、一冊の本が姿を現し、すぐに、文字となって虚空に解ける。

 玄室の壁へと解けていき──、一体化。

 <バックアップ>S8、18+6-2=22!!

 「──アモリ。"兇獸怒啼きずり"の解析が終了している。入用ならば、言え。此れが読み解いてくれよう」

・データ解説。

 "あらゆるダメージと速度"に+4するKARURA。精神戦にも一応対応させたが、天杜は使わないのだった。

【天杜】: いらない、どめきいらない。これ、つけたら困る。

【雲外鏡】: リアクショナーだもんね。(笑)

【アカシャ】: ふむふむ。(笑)

【天杜】: 少女は頷く。さらりと、金の髪が揺れた。

 「見 ろ、翼を天に差し伸べて

 永遠の羽衣で大気をかいてい る。

  生き物と違い毛更りをしない天使の翼だッ!!」

 不可視の、力場が推進力に加わる。異能存在に、加わる星の囁き。それは、存在をかき乱し軋轢を生む。その中、URITEは星の羅針盤に導かれ深海 へと、沈み、いや進みはじめた!

・AR4:天杜

【RL】:  ゴ──ゴゴゴゴゴゴゴッ!!!

「──……ッ!!」

 ギシ……ギシッ!!!

「ふん──。余り長期間は、不味いな」

【水中神闘】ダメージ:適応

要求:【感情】制御判定。

【RL】: あもりー、感情で制御判定してみて。URITEが制御地修正あるから、制御地-2。ただしあらゆる判定に-2かかってるから、そっちも2か。

【天杜】: 「うん、ごめんねURITE……」

感情6+9-2=13 制御値13-2=11。

【RL】: H2+1=3 / パーツ破損。

【天杜】: パーツは損したらどうなるんだっ!

【RL】: えーと、特に何も。演出ダメージだな。(笑)“サイドミラーなどが取れる。走行には支障なし”。

 潜る、潜る。突き進む。装甲の欠片を海中に剥離させながら、尚──。

「……この程度でどうにかなるほど柔でもない。大丈夫だ」

【天杜】: 「うん。急ごう、MORI」

M:<操縦>、【生命】1+K+URITE4+速度6-水中ペナルティ2= 19

【RL】: 19とか惜しいな。

【雲外鏡】: バックアップるんだ!距離が1増えるのは、AR1お得。

【天杜】: MORI、お願い!

【RL】: 「承知──先ずは、この邪魔な柱を避けねばな」

【RL】: MORI:<バックアップ>、19+6=25。

・ReAction!!

"胴"

<操縦>、【生命】11+H3=14。

 ゴゴゴゴゴゴゴゴ……。

 うねる胴体を避け、更に深く──。

【天杜】: 制御判定:生命1+5-2=4 制御値 7-2 =5 成功!


(目標深度5) URITE:深度3 A-T.G-C.:深度1

            【 海面 】 ※此処に到達すると、シーンから退場することがで きる。

            【 A-T.G-C 】 

            【 "胴体" 】 

            【 URITE / "眷属"A.B 】 

            【 "眷属"C.D.E 】 

            【 "海底神殿" 】 


【RL】: 現状、こう。

【天杜】: 次AR3か、くそ。ごめん長い。次演出なしでいく!AR3の記載だけ頂戴。

【アカシャ】: 大丈夫よー、やりたいようにやるのよー。GOGO。


・AR3:天杜

【天杜】: M:<操縦>【生命】1+8+ URITE4-2+6=17。

【RL】: ・ReAction!

"眷属"A

 <操縦><魔器の一族>、【生命】4+3(速)+4(魔器)+ HQ=20。

 ゴウッ!!

 眼前に、無数の黒蛇──それも、URITEを取り巻くサイズの!──が立ちふさがった。

【天杜】: 先生落ち着いて、あなたにも-4かかってるわ。(クレリック的な意味で)

【雲外鏡】: しゃかしゃか。

【RL】: な、んだ、と?

【雲外鏡】: くれりっくつえー。(笑)

【RL】: だが──。

 20-4=16!!

 いいよ、演出いれて、突破してくれ!くそ、クレリックまじつええ。(笑)

【天杜】: それをたくみな動きで次々とかわしていく。

「……元はただの魚だったんだよね」

 URITEに的確に指示、意思を伝えながら。

【RL】: 「恐らくな。 まぁ、異形転ずるという奴だ」

 (目標深度5) URITE:深度4 A-T.G-C.:深度1

【RL】: げーいっきに深度4。

【アカシャ】: ごぼごぼごぼ。もの凄い突破です。

【雲外鏡】: は、やーい。

【天杜】: 「急ごう」

【RL】: 「言われずとも」

【天杜】: このままにしておいちゃいけない、そう思って心でアクセルを踏み込んだ。


            【 海面 】

            【 A-T.G-C 】 

            【 "胴体" 】 

            【 "眷属"A.B 】 

            【 URITE / "眷属"C.D.E 】 

            【 "海底神殿" 】 


【RL】: さて、次がえーと……IRAか。

【天杜】: IRAAAAAAAAAAAAAAA!

【雲外鏡】: いらっ


・AR3:偽火-Ira-

【雲外鏡】: 「順調だね。僕らも急ごうか、アカシャ」

【RL】: お前ほんと、何してんだ。(爆笑)

【雲外鏡】: ぱちん、と指を鳴らす。

「偽火-Ira-」

         業ッ  

【雲外鏡】: 水中であることなど構いなく、業火が揺れる!!

【RL】: すげーなあの炎。

【雲外鏡】: <自我>+<元力:火炎>+<拡大>+<元力:共通>

【外界】SA=21、対象:"眷属"A.B。

【RL】: かく、だい、だと?

【アカシャ】: 流石、めらめらです!

【RL】: おま。(爆笑)何でだろう、俺の演出なのかくらいすさんの演出なのか……。

・NoReAction!!

 獲物を取り逃がし、反転せんとした異形達に──焔が迫る!!

【雲外鏡】: 刺:6+HJ=16 。<神族>下さい!めらめら。

【アカシャ】: おーいえっす。【A-T.G-C】の〈神族〉 はいりまーす。【A-T.G-C】→〈神の一族〉:H5。

【天杜】: うりても、飛ばしてあげれば?あぁ、いらないか。

【RL】: 俺がRLだから言うが、そこまでせんでも、蒸発する。(笑)

【天杜】: ジュッ。

【雲外鏡】: 50体は、胴体か。じゃあ神族い らなかったね。てへ。まぁ、よし!(笑)

 =21

【RL】: ……お?……神族飛ばすぞー!

【雲外鏡】: なん、だと。

【アカシャ】: とんでぇけぇぇぇぇ!

【天杜】: とべええええええええええええええええ!

【雲外鏡】: げぇ。(笑)

【RL】: いや、つい。

【URITE】⇒<神の一族>:H6=27。

 "眷属"A.B:27-15=0 壊滅。

【アカシャ】: 「……ほのおの、かみ……ありがとう……」

【天杜】: 協力攻撃!

【雲外鏡】: 勝った!

【RL】: ダメージ演出いれる?ある意味、貴重な光景だぞ。(笑)

【雲外鏡】: むしろ、MORIが入れてくれ。

【RL】: 「──後続は壊滅したようだ。ふん、思ったより役に立つな。前だけを見ろ、アモリ」

【天杜】: 「もう。MORI、そんな言い方ってないよ……って、う、うん」

 ここでもりさんがきっと少女が前だけをみていられるように、憂いを立つとか、かっこつけたことを言う。けど、アモリは何も気づかない。これ。

【RL】: おい。

【雲外鏡】: それだ。

【RL】: 「……いちいち他の奴を慮っている余裕があるとは知らなかったな。行け!後ろは此れが適当に捌いておく!」

 URITEが、低く唸る。それは、声に応えたものなのか──。

【天杜】: 制御判定、ダイヤ4出して失敗する。

【RL】: ぶ、SQ+2=12。バースト。修理されるまで 速度-3。

【天杜】: み゛ −−−−−。

【雲外鏡】: どんどんこわれてゆく。


            【 海面 】

            【 A-T.G-C 】 

            【 "胴体" 】 

            【   】 

            【 URITE / "眷属"C.D.E 】 

            【 "海底神殿" 】 


【RL】: そして、やべー、突破される!眷属はクリンナップに、復活しますけどね。あ、Ira……は、ヴィークル乗ってないしいいか……。(笑)

【雲外鏡】: Ira、は、もう役目を果たした。

【アカシャ】: じゅわっ。

【雲外鏡】: いらぁぁぁぁ

【アカシャ】: こう、海を背景に、輝くいらのすがたを見た。めらっ、きらっ。


・AR2:天杜

【天杜】: 「うん!」

【天杜】: 気持ち、前傾姿勢で少女は、底を目指す

 視界が暗くなってくる。日の光が届かないのだ。URITEに備えられた、魔術光だけが頼り。酷く寒々しくて、凍えてしまいそう。でも――……。

 M:<操縦>、【感情】6+4+URITE4+3-2=15

【RL】: ──ギ…ギッ!!

「……まだ、大丈夫だ」

 肩に、遠慮がちに置かれる手。

【アカシャ】: ほんと、曲と合っているなぁ……。

【RL】:・ReAction!!

 機体が軋む。其処に──前、右、左、三方より、襲い掛かる異形の群れ!!

 ちなみにトループは、全部やまびき。

【アカシャ】: 山引!

【天杜】: み" −−−−−−−−−。

【RL】:  <操縦> 【理性】1+3(速)+ 4(魔器)+S5-4(クレリック)=9

 <操縦> 【感情】2+3(速)+4(魔器)+C54(クレリック)=10

 <操縦> 【理性】1+3(速)+4(魔器)+S74(クレリック)=11

はははははは、きれい。(爆笑)

 ガゴッ!!!

「──食いつかれたか!?」

 群がる眷属が、URITEを捉え──。


       シャン……。

 ──それはまるで、圧力のよう。

【アカシャ】: クレリックで、軒並み……悲しい達成値に……!

【雲外鏡】: かつる!

【RL】: 「 今だ! 」

 咄嗟に叫ぶ──!

【天杜】: 「URITE!お願い!!」

 加速!一度失速したかに見えたURITEが、がくんと機体を揺らした。

【RL】: うりてが、ぼろぼろに……。

【天杜】:制御判定、感情、山引き!

スペード2 失敗。

 バキ

  ミシッ

「ごめん、ごめんねURITE」

【RL】: 「──何故謝る、君は」

【天杜】: 「だって、苦しそうだから」

【RL】: SA+3=14 / ライト全損。

 「……理解できん…ぐ」

 一瞬。MORIが、苦痛に貌を顰める。

 ……ねーねー。

【天杜】: うん?

【RL】: 深海って、「夜間」かな。

【天杜】: 真っ暗。

【雲外鏡】: 夜間かな。(笑)

【RL】: ライト全損、……操縦に-5。

【天杜】: なん、だと?

【アカシャ】: むむむ……。

【RL】: 刹那。微かな灯りに照らされていた視界が、真なる闇に閉ざされた。

【天杜】: 「MORI!?」

【RL】: 「……ッぐ。……機体表面の魔術回路が欠損した。普段なら大したことではないが──、これは、コトだな」

 アカシャの機体と同じエンゲージにいれば、ライト曲がりして 修正打ち消せることにしようか。(笑)

【天杜】: あり、がとう。

【RL】: ・ライトの効果範囲は同じエンゲージ内、敵もな。暫定的にこういうことで。と いうわけで、到達。シメ演出して──アカシャたちも追いついていいよ!

【天杜】: 「大丈夫?」

 速度は緩めず、向かってくる異形をかわしながら。

【RL】: 「光源が全く無いわけではなかろうし、魔力反応は有効だ。だが、君は人間だ。視覚を失えば、思考は遅れる。……不利にはなろうな」

【天杜】: 「何とかする、しかないね。行こう、見えてきた」

【RL】: 「……あれか」

 ぼんやりと、それ自体が魔力を放つのは──海底神殿の無残な残骸。

 そして、それを横断するように走る、巨大な海溝。

   ごう、と。

   海溝の中で、何かがうごめいた──。


【雲外鏡】: URITEを直すほうほうだけど。

【アカシャ】: お。

【雲外鏡】: 分心教授すればなんだってできる、ぜ。

【RL】: こい…つ…

【アカシャ】: 分心を教授で……?

【RL】: 分身教授してその分身に直させるんだな!?

【アカシャ】: ふむふむ。

【天杜】: 便利。だと?

【RL】: 教授された分身はデータ組めるから。

【雲外鏡】: パントマイム(※ カゲムシャの特技。他のスタイルの特技をコピーして使用する事が出来る。尚、アクト中は他の物に変更は出来ない)1Lv、25点。他生 縁魔(マスカレイドという人格チップを入れるサイバーウェアに入れて使用する。一度限りの使い捨てだが、好きなスタイルの特技をコピーして使用する事が出 来る)、30点。何か、5点。なんにだって、なれる、ぜ。

【RL】: カゲムシャエニグマつえー!(笑)

【アカシャ】: な……んという!

【天杜】: なん、だと?

【アカシャ】: か、輝いている……

【天杜】: たくてぃくらいす!たくてぃくらいすじゃないか!!

【RL】: それにしてもこのキャンペ、カゲムシャの強さを見直すキャンペーンだな。

【アカシャ】: たくてぃかる!本当に……。(笑)

【雲外鏡】: これが雲外鏡である。

【アカシャ】: ムシャムシャ、影武者、美味しい。

【天杜】: うん。MORIも何かやってよ!

【RL】: バックアップ、してんだろ!(笑)

【天杜】: だって、それだけだもん!(笑)

【RL】: わかったよ、オブジェクト・イン・ミラー使って30点以下で欲しいアウトフィット見繕っとけ。なんでも出すから。

【天杜】: 何か、おもしろいことして。【ここでぼけて】

【RL】: おい。

【雲外鏡】: くまちょん。相当の長い髪。

【アカシャ】: ……。壊す、つもり、ですか。

【雲外鏡】: ははは、まさか、ははは。

【RL】: それへたしたら、髪切れたことによる精神ダメージ で死ぬぞ。

【雲外鏡】: 本望。

【アカシャ】: 天杜にげてー!

【RL】: 海底神殿に到達したとこだよね。正確には海溝か。

【天杜】: うん。

【RL】: つーわけで、ヴィオ先生がおまちかねです。わかってるとおもうけどここ、敵の魔導書の王国だからな!(※ 王国。相手の得意なフィールドと思えばイメージ しやすいか)

【アカシャ】: 駅前で待つ少女のように。

【RL】: よしいくぞ!BGM何にしようかな。(笑)


●CLIMAX#4 : LA TRAVIATA

◎Scene Card : MISTRESS ( 女性による支配 )

○Scene Player: ALL

・Stage : 海底神殿〜海溝

†BGM :『 宇宙狂騒曲最終楽章 / 機神咆哮デモンベイン DISC2 O.S.T Track08 』


 ボゴォ……


 一際巨大な水泡が浮かび上がる。海溝から、ゆっくりと何かが持ち上がった。

 それは──

 ──不定形の物体が凝り固まって出来た、玉 座。


 "彼女"は、決して玉座には腰掛けない。

 ただ。

 空の玉座の傍らに、微笑と共に立っていた。


【アカシャ】: 不定形の物体……。しょごす?(爆)

【RL】: しょごす。(笑)

【天杜】: うねうね。

【アカシャ】: ぷよぶよ……。

【RL】: 『 お待ちしておりました、お客人 』

 蛇の姿はまだみえぬ。

【天杜】: えーっと、泡の中に玉座があるのん?

【RL】: うん。泡はヴィオの分身が作っててその中にショゴスがおうちつくってる。

【天杜】: 泡の中におうちって、泡、そんなでっかいのか。

【RL】: でかい。10mサイズのショゴスが変形した家がはいるくらいだから、まー直径10mはあるだろー。

【天杜】:玉座が10mってこと?建物の中に玉座?それが見えてる??

【RL】: 玉座の部分だけ浮いてるとおもって。玉座が10m。サイズは人間用だけどな。その周りに色々建築物っぽいのがあって、ってことで。

【アカシャ】: 水泡の中に包まれた感じなのかしら。

【RL】: そそ。ドラクエ6の、水に潜る舟参照。

【天杜】: 『ヴィオレッタ。魔導書の回収が、主の命でしょう』

 URITEの中から介して届く声は、魔術を用いたものなのか、互いに水という隔てがあっても何の弊害もないようであった。

【RL】: 『はい、天杜様。ご機嫌麗しゅう──ええ。その通りで御座います』

 否定はせず、ただ笑顔と共に肯定する。

【天杜】: 『これ以上の事は必要の無い事のはず。今すぐ、その神を鎮めて戻って』

【RL】: 『そういう分けには参りません。此れは契約ですので、私から一方的に破る事ができないのです』

 上品な、だがどこか空々しい笑い声が木霊する。

【天杜】: 『……契約?』 愁眉する。 『つまり、魔導書が望んだ……ということ?』

【RL】: 『私が望み、彼女もまた望みました』

 ボゴォ……。

 海溝の中で何かが、身を捩じらせる。

『彼女は、目覚めと世界の崩壊を。私は、力と彼女の目覚めを』

 契約には、対価が。

『彼女は、私への助力を。私は、己の命を』

 命を供出した女は、容易く笑う。

【天杜】: 『え』 言葉を、失う。

【RL】: 『この命を、と差し出しましたら、直ぐに気に入って頂けましたわ』

【アカシャ】: 命を、差し出した……だと……!?

【天杜】:……。

【RL】:どうした。

【雲外鏡】: おぼぼぼぼ。

【天杜】: 反応に困りだしたので、雲外鏡、アカシャ助けて!そろそろ来てっ!(笑)

【雲外鏡&アカシャ】: えっ!

【RL】: 『──おや。また、お客様がいらしたようで。お茶の用意は御座いませんが。』

 視線を上げる。魔力光を反射し、深海に瞬き反射する──鏡の巨人。

【雲外鏡】: 『構わないよ。あまり長居するつもりはないし、お茶漬けとかの方が嬉しい』

【RL】: まさかのぶぶ漬け。

【アカシャ】: 『あのこ……は……』 鏡の巨人の中、“少女”が呟いた。

【雲外鏡】: 『あのこ?』

【アカシャ】: 『“世界蛇”……』その姿を捉えようと――。

【RL】: 『そうだね、そう長い時間は此処にはいられない。時は流れ世は無情で、変わらない物も者も無し。海の流れが母なる命とは、全く良く言ったものだと思わな い?』 ち、ち、ち、と指を振り。 『"毒王古韻律"は目覚めた。もう後戻りなんてできない。頭を潰せば流石の彼女もくたばるだろうね。やってごらんよ』

【アカシャ】: 『とめないと――もっと、たくさん、こわれる……』 一音、たどたどしくも、はっきりと声に出す。

【RL】: 『ははは、真理だね』

【天杜】: 『どうして?』

【RL】: 『天杜様、質問する時は内容を明確にお願いいたします』

 待ちわびた、といわんばかりに、笑みを深くして、眼鏡の奥の瞳が光る。

【天杜】: 『どうして、ヴィオレッタ、キミと"彼女"は終わりを願ってしまったの?』

 余りに純粋な問い。それは、彼女が無垢故にか。それとも。

【RL】: 『彼女は飽いたんだそうだ。永き孤独と、狭き世界にただ飽いた。それだけ』

【雲外鏡】: 無力が抑えきれない! どーん!

【天杜】: 無力ぅぅぅぅっ!

【RL】: 『私は、終わりなんて願っていない。ただ、最上の舞台を願っただけ』

【天杜】: 『最高の幕引きを願っただけ?』

【RL】: 『戯曲には締まりが無くちゃあ』

【天杜】: 『これは現実だよ。戯れに奏でる、娯楽ではないんだ!他人事に人が愉悦するものではないんだ、今あるのは実際の苦痛と悲しみだよ。退屈だから、自分を飾り たいから、そんな事でやってるなら今すぐやめてよ』

真摯な言葉。心の底から、そう説得しようとしているのだ。

【雲外鏡】: やだ、天杜がかっこいい。

【アカシャ】: がんばれ……!

【RL】: 『天杜様。 貴女の"お言葉"では、私を導く事はできません』 だが、子供の論理を愛でるかのように。

【天杜】: ――無駄と、どこか頭の隅で理解していながらも――止める事など出来ないのではないかと判っていながらも。

【RL】: 果たしてその想像通り、彼女は返してくる。

【天杜】: 『……』

【RL】: 『罪の意識を思わぬ者を、真の意味にて誰が裁けるものでしょう?非常に残念ながら、私は、自らを自らの手にて裁く事が出来ません。──戯れに奏でる、悲喜 劇の中の住人のよう』

【天杜】: 『キミは、ヴィオレッタ。キミは、誰かに裁かれたいと願っているというの?』

【RL】: 『それもまた良しと願ってる。今回のコトはね、どちらに転んでも、私の願いどおり』

 勝利も、敗北も。生存も、死滅も。全ては、彼女の内にて完結する。

『ですから、欲張ってみたんだ。──貴女の運命もまた、"弄くって"みようと』

 それにしても、前回は神二人だったのにヴィオが一人で相手とか……。

【雲外鏡】: 先生も病んでるなぁ。(笑)

【RL】: ヴィオはもう、狂ってるからしょうがない。

【天杜】: 『……。ヴィオレッタ、覚えてる?』

【RL】: 『どのことでしょう?思い出が多すぎますね、天杜様とは』

【天杜】: 『“天杜様、どうか私共をお導き下さい”ヴィオレッタ、はいつか、そう言ったよね。

 “でも先生、ワタシは人の導き方等解りません。どうぞご鞭撻下さい”といったの、そうしたらね。

 “貴女はただ、在るだけでいい。その存在が我々を導くのです。言い換えれば、貴女でなくても良い、その血と肉と魂さえあれば誰でも良いのです”そ う言って、私がどう反応したらいいか困ったらヴィオレッタは直ぐに続けてこういうの、

 “だからこそ、その役目を負って下さった貴女様に、皆は感謝しているのですよ”って』

 天杜の瞳は、酷くその思い出が重く暗澹たるものである事を示すように揺れていた。

『“貴女に至るまで、実に14232人の乙女が――私のような傍流のものも含めば実にその三倍以上――今の貴女と同じ境遇にありました。辛く、苦し い、孤独。逃れたいと考えた者も居たでしょう。30まで生きる事の叶わない彼女達は、20には子を育み、腕に抱く事なく乳母に我が子を託し隠遁します…… まぁ、大体はか弱い彼女達は産褥から身を起こす事なく夭逝するのですが。天杜様、貴女はお優しい。その14232人以上の数にも入れられぬ乙女達の犠牲の 上にあると知ったからには、無碍には為さいませぬね?”』

 一語一句覚えているのか、彼女はとつとつと語る。

 窓の無い鳥かごにも劣るあの、無味乾燥とした空間。天杜の全て。

 日々にあるのは、辛い投薬と得たいの知れぬ儀式。あずかり知らぬうちに受ける畏怖と、育つ悪意。己を道具としてしか見ぬ、小達人共――そして、誕 生日の日にだけ仮面をつけて現れる教主。

 それだけ。それだけだ。

 そこに戻りたいと思う者がいるはずもない。だのに、彼女が最初に戻ろうとしたのは、その14232人の乙女達の悲しみを無駄にしてしまう事が出来 なかったからだ。誰にとっての無駄というのは天杜は解らなかったのだが。

『戻るか進むか、まだ解らない。でも、貴女の慰みになるように踊りたくは無い!』

 きっと、大きくけれども鋭い双眸で己の……―――従姉をにらみつけた。

『人の運命は弄くるものではないよ。それを翻弄出来るのは狭義の意味での”神”だけだ。もしもワタシの運命を戯れに嬲るというのであれば、ワタシは 抵抗する』

【アカシャ】: かっこいい。

【天杜】: 籠の鳥であったのは、自分も覚悟していたという意味な!

【アカシャ】: ふむり!

【RL】: 『抗わねばなりません。抗い人が在るからこそ、世界総ては悲劇とはなりえず。──そして、それもまた私の望み!』

 天杜の叫びを、至上の幸福とでもいうかのように、浴びる、受ける。

『貴女様はお強く、愚かで、美しい。確定した悲劇など不要ずと断ずる貴女こそ、"星女"などという名よりも尚──私にとっては救世の御使いと申せま しょう』

 ばっ!と、両手を広げる。

『絶対の差別の体現者よ。絶対の区別の語り手よ!!私はどうなっても構いません、ですから、貴女様だけは』

 ──笑い。

『──幸福と不幸の間で、大いに悩まれますように』

 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

「──アモリ。"神"が来る。運命を翻弄するものではなく、唯力の権化たる"神"が」

 今まで黙っていたMORIが、天杜の肩を抱き寄せた。

【アカシャ】: お。MORIさんが……。

【雲外鏡】: きゅうせっきん

【アカシャ】: どっきーん

【天杜】: おい。

【RL】: なんだよ。

【天杜】: 調子に乗んな。

【RL】: 「標的を違えるなよ」 耳元で囁き──とん、と突き放す。

【天杜】: 「え」 わずかに、身をよじりその腕から逃れようとしたところで、突き放される。

【RL】: 「感情的な君の判断は、信用しがたい」

【天杜】: 「なっ。これが終わったら、ちょっとその耳元でしゃべる癖について話し合おうね!」

 そんなのしなくったて、聞こえるんだから!と、彼女は言う。

【RL】: 「声をかけてもたまに反応が無いのでな、間近ならば聞こえるであろう。──来たぞ」

 ゴ ゴゴ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

 海溝から浮かび上がるのは、 己の尾をその口に銜えた、巨大な頭部。鋼と金属によって編まれた、世界を食らう蛇の彫像。蛇は、ゆっくりとその口を尾から離し。

   OOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO......

 海が揺れた。最早その全音を聞き取ることなどできない、巨大なる咆哮──。

【アカシャ】: 蛇が口から尾を離したら。それはラグナロクの合図!

【RL】: 敵ゲストは蛇、ヴィオ、ショゴよ。ヘヴィオショゴ。後、トループ胴体がいる。(笑)

【天杜】: ヘヴィゴ。えー、タイムリー、天変地異がすでに吐かれてたっけな。敵、多ッ。

【雲外鏡】: うん。どいつがどいつを担当する?それとも1点集中する?

【天杜】: トループが、どれくらいの強さをもってるかだね。

【アカシャ】: 蛇頭を叩けば。蛇胴体もぐっどばいかしら……?

【雲外鏡】: そっちは、突破願いたい!(笑)

【RL】:・深海は"宇宙空間"と同様と看做す。

・"毒王古韻律"⇒スサノオ(※ 強い乗り物)

【天杜】: スサノオオオオオオオオオオオオオオオオ。

【RL】: 頭だけで、スサノオだぜ!

【雲外鏡】: げぇぇ。

【アカシャ】: ちょ、なんて大きい頭!スサノオでおまけに、宇宙空間ですか!

【天杜】: ぐぬぬぬぬ。

【RL】: あ、URITE直していいよ。ヴィオもトループ呼ぶから。これだよこれ、これがヴィオの攻め方だよ!毒王古韻律は判定省略のためエニグマじゃありません。 どめきと似たような存在だとおもって。機神と神の中間みたいな。

【天杜】: ひいっ。……ぎゃーーーー、URITE直してないーーーー。

【RL】: いちおー雲外鏡が、エニグマ教授で 直すぜ!っていってなかったっけ。

【天杜】: うん。

【雲外鏡】: 分心、教授してもいいし、イン スタントがいいならそっちでもいいよ!

【天杜】: 分心を教授してもらったあとの流れがわからないので教えてもらえるならそっちのほうが、ローコストか。

【雲外鏡】: 分心のスタイルはカゲムシャ限定なので、<※パントマイム1Lv>他生縁魔1個だけとっておけば、間違いない。オートアクションでそれぞれ 好きな特技1個にかえられる。一般技能がないから、おすすめは、アドレラナイズ

【RL】: やめろよ。最強援護特技もたすの。

【雲外鏡】: おすすめは、アドレラナイズ。

【RL】: おまえええええ!

【アカシャ】: たくてぃかる!

【天杜】: おげおげ。じゃぁ、雲外鏡、贈り物下さい!

【雲外鏡】: あいあいさ。

「――おっと、アカシャ。来たようだよ、“彼女”が」

 巨人の内部――成り行きを見守っていた鏡の魔術師が、口を開く。

【アカシャ】: 「きた……。らぐなろく の あいず……」 その眼は、鏡の巨人と感覚を共にしているが……。どこか遠くを――あるいは、巨大な海蛇を見通すように、見て いる。

【RL】: その瞳だけで、島を飲み込んでしまうような世界蛇。

【雲外鏡】: 「神々の黄昏にはまだ早いよ。僕はまだ世界に見切りをつけられるほど大人じゃない」 肩をすくめ。 「どうも、君は彼女と会いたがっていたようだからね」

【アカシャ】: 「……」男の言葉に、呼ばれたように、そちらを向いた。

【雲外鏡】: 「元凶といえば、あれこそが元凶かもしれない。“水”は…うん。演出家-クロマク-、といった方が相応しいかな?さて、何度も。何度でも繰り返し言う言葉 を紡ごう。君は何を望む?」

【アカシャ】: 「……。貴方が、言った通り」 口元には、微かな笑み――。 「“世界に見切りを付けられるほど大人じゃない”。“ほしのいのち”は、生きようとしている から、それをたすけるの」

【雲外鏡】: アカシャが、いのち、といいだした。

「そう」 微笑を返し。

【アカシャ】: 「“ほしのいのち” いまはちいさな ちいさな かがやきのと……――、おおきなおおきな――」 下――に、視線を落とす。 「このいのち」

 足下よりも、更に下を――見据えて

【RL】: ぎょろり、と。余りにも大きく、大きく、大きな瞳が、"雲外鏡"を、 "アカシャ"を視た。

【雲外鏡】: 「それを助けるために、君はどうする?どうしたい?」

 瞳からの圧力が全身を包む。気を抜けば、深淵まで精神を引き釣り困れそうだ。

【アカシャ】: “少女”は夢を浮遊するかのように、そこにいるが――流石に、巨大な瞳のその圧力に、気圧され――眉を一瞬、しかめる。まけじと口を引き結び、誰かに確か めたように頷くと、再び男の方を見て、口を開いた。

「“ほしのいのち”を たすける」 視線が、もう一体の神――URITEを捉える。 「ちいさな、“ほしのいのち” あもりを たすける」

【雲外鏡】: 「へぇ」

 あもり = ほしのいのち = らいふすとりーむ。

【天杜】: なんか、話がでかくなってきたぞ。黎明の海星、すげーもん囲ってたんだな。

【RL】: え、まじで。

【アカシャ】:  あなたも ひとつの ほしのいのち。訳:天杜に分心教授 GOGO。

「あのこ を たすけること が おおきな“ほしのいのち”を たすける」

【雲外鏡】: その答えに、僅かに驚いたように。

「星女様を、ね」

 だが、やがて納得がいったように。

「おっけー。でも、そんな畏まった願い方じゃなくてもいいんだよ」

 無論、それも真実だろうけど、とクスクス笑う。

【アカシャ】: 「?」 そう言われて、男をきょとん、と見た

【雲外鏡】: 「だって――」 ぽん、と少女の頭に優しく手を載せ。

 <教授> Key! →21

「友達を助けるのは、当たり前の願いなんだから

 →天社 <分心:鏡の中の悪意(カゲムシャ)>

【RL】: アモカゲ。

【アカシャ】: 「――……ええ」そのまま、頭に手を載せられたまま――綻んだように、微笑んだ。

 雲外鏡が 本当に、良い人だ……!

【雲外鏡】: ぼく、良い雲外鏡。

【天杜】: 鏡がでてくるんだっけ。

【雲外鏡】: うん。 姿見から好きな形の理想が出てくる。カニオが、どんなんだっけ?(笑)

【RL】: 描写されてないけど、貌の部分カゲになってるカニオじゃね。(笑)

【雲外鏡】: そんで、こうそくでシャカシャカ動く。

【アカシャ】: え、シャカシャカ。

【天杜】: あの時の舌なめずりをしてた、カニオはなんか、大変興奮してて気持ち悪かった。

【RL】: しょうがない。

【天杜】: ズ  ズズズズズ………。

 MORIと、軽い言い合いをしていたところに、足元から細かい装飾に縁取られた、姿見が突如ゆっくりと姿を現す。

【RL】: 「──……何だこれは」

【天杜】: 「え?」 振り返る。 「な、何これ!」

 それは不可思議な鏡。天杜の姿は映るのに、――MORIの姿は映りこまぬ。

【雲外鏡】: MORIが、鏡に嫌われた。

【RL】: おわた。

「魔器物であることには相違無いが…」

【天杜】: 「鏡……」 鏡の神を見る。

【RL】: 「害意は感じんがな」 MORIもまた、そちらを見やる。

【天杜】: 『雲外鏡!これは、キミが?』

 急ぎ、開かせた回線を――指向性を持った、魔術回線を開く。

 謎回線。

【アカシャ】: 魔術的謎回線!

【雲外鏡】: 『そう。僕とアカシャからのプレゼント。絵本で見たことはないかな?』

【天杜】: 『鏡よ鏡?』

【雲外鏡】: 『うんうん。話が早い。鏡の前で願い事とポージングをすれば、願いが叶うお話。それも似たようなもの。今の貴方の望みを映し出す力をもってる』

【天杜】: 『ぽ。ポージン……ぐ』

【アカシャ】: ポージングッ。そこに戸惑う天杜に吹いた、(爆)

【天杜】: 困って首をかしげると、少女はお祈りするかのような姿で鏡に向かってこう願った。

【雲外鏡】: 雲外鏡は、これにポージングが必要とはいってないもん!(笑)

【アカシャ】: ああ、でも少女がお祈りする姿はふつくしい……。

【雲外鏡】: ふつくしい。

【天杜】: 「お願い、URITEを治してあげて」

 RL、なんか描写してよ出てくる物体。(投げた)

【RL】: 「……」

 馬鹿を診ているかのような貌のMORIが癪に障りつつ。

 ──ズ。

 鏡から出てきたのは、仄かな光に包まれて、その全容の伺えぬ──恐らくは少女の姿をした、光の影。

【雲外鏡】: こうごうしい。

【天杜】: ぴかぁ。

【RL】: 判定しとけ。

【雲外鏡】: 3Lvで教授したので、回したい札のスートでどうぞー。判定目標値10、能力値(5/7、6/8、5/7、3/6)

【天杜】: <分心:鏡の中の善意> 【感情】 6+10=16。

【雲外鏡】: 名前かわったーー!?

【天杜】: うむ。鏡は人を映す鏡。人のために呼んだそれは善意だったのだ。

【雲外鏡】: く、この星女やろう。

【RL】: 「──君に…似てないな」 ぼそり、とMORIが呟いた。眩しげに瞳を細めている。

【天杜】: 「ど、どういう意味」

 出てきた存在に肝を抜かれつつ、呆然としていたが、即座に反応する。

【RL】: 「……そういう意味だ。で、そいつは何が出来るんだ」

 答えず、促す。何せ、目前では巨大な蛇がその口をあけつつあるのだ。

【天杜】: 「……ねぇ、キミ」

【RL】: 「なんだね」

【天杜】: 「もう、MORIじゃないよ!」

【RL】: MORIが、素で間違えた。

【天杜】: 気を取り直し、

「URITEを直してあげれる?」

 光は、頷いた。

 他生縁魔→<クイックリペア>。【理性】5+9=14。

 ってことで、直る!

【RL】: ヴゥゥゥ…ン…。

 ライトが直った。

【天杜】: わーい!ありがとう、うんがいきょー!あかしゃ!

【雲外鏡】: きゅぴーん、おぼぼ。

【アカシャ】: おぼぼ。

【RL】: ぼんやりとした魔力光が、深海を照らし出す。

「──……どういう理屈だ」

【天杜】: 「すごい、本当に直った!」

【RL】: 「何をしたのだ、あの男──いや、君…か?」

【天杜】: 良かったね。URITEと、壁を撫でるが、良く考えればこれはMORIから伸びてる布だった。微妙な顔をする。

「え?うん……どうだろうね、ワタシは願っただけだから」

 今だそこに立つ、光の影を見ながら。

『雲外鏡、エンジュ、有難う。頑張ろうね』

【雲外鏡】: いつか、MORIにも教授するんだ。

【天杜】: もりの望み、だと……?

【雲外鏡】: そんで、タキシードに仮面つけたMORIがでてくるんだ。

【天杜】: きもす。

【RL】: おい。

【雲外鏡】: じゃあ、ビジネススーツに眼鏡に7:3のMORI。

【RL&天杜】: きもっ。

【雲外鏡】: 笑うと、歯が光る。

【RL】: <親衛隊>、【生命】1+H10=11。

 ざわり、と、海溝の中から、異形の海蛇が這い出してくる。

「──礼など後にしておけ。あの神が欠伸をしただけで、先の津波が起こったのだぞ」

【天杜】: 「うん、わかってるよ!」

 視線を、かつての師に向けた。

【RL】: ――此方は神也。世界蛇也。汝、望みは変わらぬか。

「うん、このままでいい」

 ゆっくりと髪留めを外す。(下ろした髪相当、トレードマーク)

【アカシャ】: 外した!本気である!(違)

【RL】: 長い髪が、玉座の床にばら撒かれる。

「行こう、COR。──教えてあげよう。悲劇とは、造るものだから」

【アカシャ】: ながああああい!

【天杜】: 毛先は癖のあるウェーブ。

【アカシャ】: 床よりはちょっと上。

【天杜】: うん。ヴィオレッタも昔は可愛い少女だった。

【雲外鏡】: ははは、ばかな。

【アカシャ】: ……今や、悲劇大好きな大人の女性に……。



▲CUTIN!!


【天杜】: もちぃ。

【アカシャ】: もちんときた!

【雲外鏡】: 破壊するしか、ない。

【アカシャ】: 悲しみを、突破。

⇒Next  CUTIN!!

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