ざわざわ。
がやがや。
がたがた。
ごとごと。
静かに。
よろしい。 1ベル鳴らせ。
Booooooooooooooooooooooo....
3分後に2ベル。
それで開始。
いいね。
【アカシャ】: k a i m a k u!
・PreAct
【天杜】:カリスマ ●
【アカシャ】:アヤカシ●
【雲外鏡】:ハイランダー●
【天杜】:クリスマス時期でいいんだよね?
【RL】:うむ。今回は気付いたら12月も下旬。
【アカシャ】:Christmasです!
【雲外鏡】:前回夏まっさかりだったのに。(笑)
天杜⇒アカシャ⇒雲外鏡
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Category: アストラル/その他 ID: B+ Aj: 15 Jender: ♀ Heit: 142cm Weit: 25kg Eyez: 翠 Hair: 金 Skin: 白 BirthDay: 4/4 「次ぎ、あそこ行きたい!」 M∵C∵Aの一つのロッジの中で、管理された愛の無い婚姻の元に生まれた――造られた神子。神の血の系譜/設計図。 |
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【天杜】: 銀の目、栄養ドリンクを一応プレアクト購入。報酬点は9点もらいます。
PLは腰と背中がギリギリ限界真砂です、よろしくおねがいいたします。以上。
【アカシャ】:からだ、大丈夫ですかー!
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Category: アストラル/魔器・魔導書 ID: - Aj: no-count Jender: ? Heit: 157cm Weit: ?kg Eyez: Purple Hair: Purple-Black Skin: brown BirthDay: ?/? 「知っています」 森羅万象、命、世界、ありとあらゆる存在・時空の“記録体”。 その情報を取り出す“鍵”にして、その情報を実存化させる“杖”。 “記録体”の端末であり、単体として“書”の形式を持たない。 だが、“記録体”を紐解き、その情報素子を組み合わせて存在を出現させるという力の在この“杖”の力をして“可変存在体”を創り上げる 行為は、“神 降ろし”に匹敵する。 その姿を現す時は、呼び求めた者が属する種族、その生命体の形状を取るという。 また、その世界の記録を取ることがこの端末の役割らしく、世界を破壊する行為に対しては防衛機構として働くとも言われている。 正式名称“全世万界刻歴光素子第10132葉”。 生命の神秘に迫らんとする者達が求める魔法の“杖”。 禁忌の泉。真理の扉を開く鍵。 エメラルド・タブレット。 世界卵を創るもの。 黎明の時を告げるもの。 ――様々な呼び名で囁かれる存在。 私は / アナタは 何 / 誰 「知ら……いいえ。“これ”は、アナタの問いに対応する答えが――“分からない”」 |
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【アカシャ】:ニルヴァーナ、身療符、シティコンダクター、銀の目。報酬点:7点。ブランチ・エトランゼ指定:原質解析。
PLは、“ぐぇーご”湧五澄朗です。還ります。しゃかしゃ か。以上ですっ! 宜しくお願い致します!
【雲外鏡】:かにおがいる。
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Category: 戦闘系/殺し屋 ID: X Aj: 20? Jender: ♂ Heit: 180cm Weit: 65kg Eyez: Silver Hair: White Skin: White BirthDay: ? 「フフ…… 鏡の中に、本当のキミが見えるよ」 |
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【雲外鏡】:PLは、“さっき扇風機が停止してからうんともすんとも言わなくなった”くらいすです。最期までよろしく!いじょー。
【天杜】:いきてーーーーーーーーーー!くらいすさんが溶けちゃう。
【アカシャ】:そ よみがえってー!
【雲外鏡】:だいじょうぶ。まだ、風鈴がある。
【天杜】:あじで。
【アカシャ】: 心頭滅却すれば……!
【天杜】:ちりんちりんちりん ちりーーーん!
天杜⇒アカシャ⇒雲外鏡⇒天杜
【RL】:まわせい。
【アカシャ】:お。あもあもから。
【天杜】:アカシャ、天杜から何もらってた?
【アカシャ】:感情。
【天杜】:闇の奴の名前なんだったっけ。ま……まぐろ?なまず……なま、ず?RL?
【RL】:ザラストロ。
【天杜】:それだ。
【RL】:マってなんだ…?
【雲外鏡】:たいへん。あもりの脳がゆだってる、風鈴をたべるんだ。
【アカシャ】:ザラストロ?ぐっつぐつ。ばりんばりん。
【雲外鏡】:やだ、あかしゃってば、雄雄しい。
【天杜】:To アカシャ From 天杜
【理性/二人】 君は、エンジュなの?アカシャなの?
【生命/■■】 ……ザザッ
【外界/不明】 黎明の海星……闇のザラストロの腹心、雲外鏡の魔導書。
【アカシャ】: ざざっ。【理性】で頂きます。
to 雲外鏡 from アカシャ
【理性/信頼】何故か分からないけれど。親切にしてくれてありがとう――。
【感情/疑問】……。貴方ハ、何ヲ望ンデイルノカシラ。
【生命/■■】ナニガ ミエル?
【外界/契約】ますたー?
【雲外鏡】:ところでアカシャは、あれからずっと記憶喪失なんだろうか。
【アカシャ】:基本的に出ているのは、あの状態で。時々、情報更新してたり、魔導書としての顔が出ていたりするかも。ほぼ、記憶喪失 中。前回の状態 を引き続き、という感じで。
【雲外鏡】:らじゃ。【理性】にて貰うよ。親切、か。ふふ。
to 天杜 from 雲外鏡
【理性/警告】君の願いは叶ったかな?
【感情/警告】まだなら、急いだ方がいい。
【生命/警告】きっともうすぐ、タイムリミットだから。
【天杜】:生命でもらえって天啓が。生命でもらった。 どういう、意味?
▼天杜
"少女" 推奨:【生命】
君を導く少女。眠り姫。何処に居るのだろうか。
【天杜】:推奨通りでいただこう。きみは何故眠っているの?
▼アカシャ
"白銀宮の歎き" 推奨:【理性】
魔導書。男性型。君を知っているようだ。 君の過去を。
【アカシャ】:推奨通り【理性】で。――ワタシが知らないワタシを知っている……。
【雲外鏡】:男性型、だと。MORIの兄弟かしら。
【天杜】:はじめまして、MORIの兄。もり男です。
▼雲外鏡
"天鎖鏡典"ORDO 推奨:【感情】
占い師と名乗っていた女性。盲目のようだ。
【雲外鏡】:おるどー推奨にて。
▼天杜
【少女の名を知る】
▼アカシャ
【真実を知る】
【アカシャ】:真実を知る……!
▼雲外鏡
【白銀宮を破壊する】
【アカシャ】:雲外鏡のPSが。(笑)
【天杜】:げーー!うんがいきょーやめてーーー!
【雲外鏡】:ぎらり
【アカシャ】:や、やる気まんまんだ……。
【天杜】:そいやこんかいは、MORIコネ、冒頭にこなかったな。
【RL】:あ。忘れてた。あげる。
【天杜】:くれる、だと?4レベルなったよ、MORI。
【雲外鏡】:デレ。
†BGM :『 片羽(カタハ)のコトリ / みとせのりこ 』(http://www.nicovideo.jp/watch/nm5725215)
舞台中央寄り、長台が二つ。舞台前中を中心にハの字に配置。
ホリゾント青。幻想的な雰囲気。
【アカシャ】:舞台……!ライトの指定かしら。
【RL】:アッパー=上から照らす ロー=下から照らす
【アカシャ】:なるるー! 照明。
舞台中央、男(人間)登場。奈落より。
男(人間)「遠からん者は音にも聞け、近く ば寄って目にも見よ!」
男(人間)、片手に持った槍を高く掲げる。 ピンスポ・ローホリ、赤。共にフェードイン。アッパーホリゾン、フェードアウト。
男(人間)「我は王、我は力、我は知恵! 高き者の言葉を聞くがよい!」
歓声。怒号。鬨の声とブーイングが入り混じ る。
舞台下手、花道七三の迫(スッポン)より少 女(預言者)登場。
男(人間)を見ながら思入。少女(預言者) が手を掲げると同時に、暗転。
ローホリのみ、フェードイン。
少女(預言者)「出会わなければ」
袖よりコロスにて合唱。
コロス(上手)「もし彼と出会わなければ」
コロス(下手)「彼はああはならなかっただ ろうか?」
少女(預言者)「分からない」
コロス(全)「私には分からない」
少女(預言者)「分かるのは、ただ」
コロス(全)「ただ」
全「この世界が、粛々と終わりゆく事だけ」
ホリゾント、フェードアウト。
ゆっくりとBGM変更。音切欠で大黒が閉ま る。
ホリゾントライト=背景、舞台奥を照らすライ ト。
濁流のように命を飲み込む、抗いきれぬ世界の 流れ。
少女達が真実を知り、白銀の城は燃え落ちる。
彼が星へと剣を放ち、彼は真白き予言と対す。
粛々と滅びる世界。
終に顕る最終楽譜。
雄鶏が鳴く夜明け。
世界が啼く夜更け。
⇒PIPI...
【 原案:伏見堂京児 】
【 世界観構築: Under Heven's Bar & 卓上遊戯集団"伏見堂"】
【 協力:トーキョーN◎VAオンラインセッションサークル《難攻不落》っ!!!】
【 システム協力:有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチ 】
【 イラスト:玻璃乃真砂 & GT 】
【 Player:玻璃乃真砂 & くらいす & 湧五澄朗 】
【 RL:GT 】
⇒Pi.
TOKYO N◎VA THE DETONATION
GT Presents!! / 魔術争乱外伝:第三炎幕
【 疑神炎舞 】
滅ぶべき時に、滅びるべし。
【RL】:よし!まずはOPから。アモからでいいかな。
【アカシャ】:GOGO。
【天杜】:うぃ。
【雲外鏡】:ごごごご。
●OPENING#1 : START BACK.
◎Scene Card : KAGE ( 初心に返る )
○Scene Player: 天杜
・Stage : ???
†BGM :『 神々の詩 / 姫神 』(http://www.nicovideo.jp/watch/sm281536)
【天杜】:へ?らくえんだぁっ!
【アカシャ】:ぱらだいす。
【雲外鏡】:おい、MORIがブーメラン(※)。(※ブーメランパンツな水着の事)
【アカシャ】:あかふん(※)も押したい。 (※赤いふんどしの事)
【雲外鏡】:あかふんしろふん、これでかつる。
【アカシャ】:紅白でめでたいです。かつります。
【天杜】:落ち着けよ。
【RL】:なにいってんだ。
天球を埋め尽くすのはオウロラ。
はるか先に、白銀に輝く宮殿が見える。
見渡す限りの平 原、平原、森、山。
【天杜】:え、雪とか降ってないのですか。
【RL】:春っぽい。
【天杜】:夢なのか、現実なのか。
【雲外鏡】:僕はこんなにもおぼぼぼ。
【天杜】:「……ここ……は」
きょろきょろと辺りを見渡し、振り返る。ここずっと、必ずあるはずの姿を探す。
【RL】:風が吹きぬける。どこか芳醇な香りが漂い、匂いだけで少し酔ってしまいそう。
彼の姿は無い。
【天杜】:「え」
突然の不安。美しい景色、場所、心さえも酔うような芳しい香り。だが、一人、独りだ。
【天杜】:「ここ、どこ?どうしてこんな……」
【RL】:とん、とん。肩を叩く指。
【天杜】:記憶と、この場所が繋がらない。混乱した頭のまま、その指に誘われるように振り返った。
「わっわっ、だ、だれ?」
【天杜】:「お、ん……なの子?」
【RL】:流れるように美しい、だが自然には在りえない薄桃色の髪。白く透き通る肌。宝石のように無機質で、それでいてくりくりと好 奇心旺盛に光る 紫の瞳。そこにいたのは、確かに少女だった。年なら、天杜と同じか少し上か。
彼女はこくこくと頷いて、天杜の隣に腰を下ろした。
【天杜】:「え、キミは……?」
座った少女を、計らずとも見下ろす。
美しい景色。その中に、可憐な少女。一枚絵のようだが、異常が一つある。それは、彼女は……このような陽の明るい場所でありながら。
「パジャマ?おうち抜け出してきたの?」
ずるずるとした、ネグリジェのようなその白い服を見た。
【RL】:彼女は口を開いて、ぱくぱくと動かす。しかし、その口から音は聞こえてこない。
【天杜】:「え、何聞こえな……」 言いかけて、彼女はしゃべれないのかもしれない、と思って口をつぐんだ。 「字、かける?」
【RL】:こく、と頷く。
【天杜】:しゃがみんこんで、小石を拾い上げ少女の手においた。
「はい。地面にかける?」
【RL】:彼女は、がりがりと地面に何かを刻む。
しかし──アルファベットのような、しかし記号のようなそれは、天杜の既知の文字ではなかった。強いて言うなら、ルーン文字のようにも見える。
【天杜】:「え……」
文字と少女の顔を見比べる。
【RL】:首を傾げる。少し悩んで、彼女は絵を書き出した。
それは──ああ、これなら天杜も見たことがある。ニューロエイジの、地図だった。
【天杜】:良かった、これなら判る。ルーン文字は、いくらか学んではいたが、得意ではなかったから。ヴィオレッタの渋い顔が浮かん で、少し頬を緩ま せた。
「これ、地図だよね。何か知らせたい場所でもあるのかな」
【RL】:こくこく。
彼女がとんとんと叩くのは、シベリア連合クリルタイ。
【天杜】:誰かがいる、――敵対者じゃない――ということによって、ようやく落ち着いた。
白く美しい城を一瞥して。
「白銀宮の場所を教えようとしてくれてるの?」
奇妙なまでの符号の一致に、そうとしか思えなかった。
【RL】:こくこく、と頷く。 彼女が指したそこは──ああ、MORIと一緒に、昨日到着した場所だ。
そう。確かに、眠る前まで、この身体はクリルタイにあった筈。
【天杜】:「うん、いま、ワタシも此処にいる」
少女の指に重ねるように、自分の人差し指を添えて、笑う。
【RL】:微笑んで。少女は、ゆっくりと指先を移していく。
【天杜】:それを、翡翠の瞳でゆっくりと追う。
【RL】:ごめん、素で聞くんだけど旧ドイツって今何処なんだっけ。世界地図と照らし合わせた結果、北極点辺りなきがする。(笑)
【天杜】:寒ッ。
【雲外鏡】:北極点はエルサレムだから、大分ずれてるよ。欧州連合に含まれるからヴィルヌーヴと、ブリテンの間の近くのはず。ちなみ に、元のドイツ はイギリスのすぐ東ね。
【RL】:北のほうでいいんじゃね!?(諦めた)
【アカシャ】:旧ドイツ、きっと、北!
【雲外鏡】:ヴィルヌーヴに、ネオドイツってあったきがする!
【アカシャ】:ネオドイツ!
【天杜】:聖母領か、教皇領かもしれないらしい。
【RL】:このアクト中は、教皇領に統一する。(笑)
【天杜】:把握。(笑)
【RL】:そもそもこの教皇領ってどっかで触れられてたか?
【雲外鏡】:ない。キリスト教自体ふれられてないね!
【RL】:大陸沿いに、ゆっくりと北上。ロシアを抜け、コーカサス共和国沿いに更に奥地へ。示すのは、教皇領。深い氷に閉ざされた、 旧ドイツ付近 ──だとは、天杜は知らない。
【天杜】:「……ここ?」
【RL】:こく。
というわけで少女が教皇領を指したぞーー!
【アカシャ】:教皇領だー!いけない、教皇領って、怖いイメージがある。主に、コスモを操る闘士の話のせいで
【雲外鏡】:え、それ、ぐぇーごじゃん。乙女力。
【アカシャ】:あれ、乙女のバイブルだったんだ……。よし。頑張って今度読破する。
【雲外鏡】:うむ。
【天杜】:「キミは、白銀宮の歎きなの?」
【RL】:ふるふる。
【天杜】:「ここにいるの?」
【RL】:こく。
【天杜】:「あ、そうだ。ワタシ、天杜」 大事な事を思い出したかのように。 「キミは?」
【RL】:彼女は少し迷って、ぎゅ、と。天杜に抱きついた。
【天杜】:「え?な、なに?どうしたの?」
泡をくったように、少女を見下ろした。
【RL】:ぱん。
泡沫のように、少女の身体がはじける。
【雲外鏡】:げぇ、すーぱーGTたいむ。すーぱーG(ぐろ)T(てすく)たいむ。
【RL】:おい。ちげーよ。
【天杜】:「え、あわわっ、なっ……」 それに仰天し、尻餅をつく。 「わ、割れちゃった!」
【RL】:地面についた手が、ずぶりと沈んだ。
【天杜】:「え、あっきゃ……!?」
【RL】:草原が、地面が、花びらとなって散っていく。
あ、落っこちたら、目を覚ましてください。
【天杜】:慌てて、引き抜こうともがく。沈む。
「あっ……だ……」
沈む。
手を上に伸ばす。
「誰か……誰か!」
沈む。
「MORI!」
身体を支える総てが消え、ただ、落下してゆく感覚だけが――。
【RL】:「何か用か」
目の前に、いつもの無愛想な顔があった。
【天杜】:「ッ……は……」
【RL】:布団。天井。街の光が差し込んでくるカーテン。エアコンの音。
【天杜】:耳にまで、ばくばくと心臓が鳴っているのが聞こえる。上に差し伸ばしていたと思っていた手は、自分の頭を越え寝台の枠にま で伸びていた。
【RL】:「……空でも飛んでいたのか、夢で」 鼻で笑われる。随分とこっけいな格好だ。
【天杜】:「…………はぁ……は……」 きょろきょろ、と視線を周囲に彷徨わせて、皮肉げなその男の顔を見ると呼吸をする事を思い出 した。
起きるワンアクションと同時に、枕を掴んで投げつける。
ぼふん。
【アカシャ】:なげたー!
【RL】:「むぐ」
【天杜】:どうやらくぐもった声を聞くに、命中したよだ。
「笑う事無いじゃないか!」
【RL】:「いやしかし、さっきの君はなかなかに面白かったぞ。鉄板の上で焼かれる魚のようだった」
【雲外鏡】:まいにちまいにち、ぼくらはてっぱんのー、上で焼かれるだけだと思うなよ。
【RL】:下克上。
【雲外鏡】:いつかビッグになって見返してやる。
【アカシャ】:彼の者は白いたい焼き(※)となって生まれ変わった……。もちもちである。(※ 渋谷に進出してきたたい焼き。http: //www.whitetaiyaki.com/)
【天杜】:「なっ!?嫌になっちゃうよ!」
【RL】:枕を後ろのほうに放り投げて、ベッドの縁に座る。
「だろうな」
【天杜】:「寝てるところ、見ないでっていってるのに!」
【RL】:「狭いんだ。仕方なかろう」
ここは、クリルタイでもロシアとの国境に近い地方都市。数少ないホテルの一室。
【天杜】:「もう一個部屋取るって何回も言ってるのに……」
もう何度も繰り返されたやり取り。
【RL】:「いかん」
【天杜】:「だって……ワタシ、女の子なんだから……」
【RL】:「魔術師である君に何かあっては困るし、此れも君がいなければ即座に対応ができんだろう……はぁ。君は女子である前に魔術 師だ。その辺り をちゃんと自覚してほしいものだな」
立ち上がる。
【天杜】:「魔術師にだって、プライベートは必要だよ!」
【RL】:「ははは、そうだな。 さて、今日はこの街で調査だ。まぁこんな狭い街では何もわからんだろうが、一応な」
適当に流しながら、MORIがジャケットを着込む。最近、やっとTPOにあわせた衣装を着てくれるようになった。
「そろそろ白銀宮の情報が分かるといいのだがな……」
半年近く、"白銀宮の歎き"の足取りを調べ続けて旅してきた。 もう半ば、旅がメインになってきている気もするが、調査は怠っていない。
【天杜】:「あ」
枕元のキャビネットの上に置きっぱなしにしていたポケットロンを取り、世界地図を開く。
【RL】:「ん?外は寒いぞ、早くコートを……アモリ?」
【雲外鏡】:モリが、やわらかい雰囲気に。ツンがないです。
【RL】:デレッ。
【雲外鏡】:フンデレです。
【アカシャ】:フンデレ……。
【雲外鏡】:ふんどしで、デレる。
【アカシャ】:これが、ふんどしのちから。
【RL】:おい。
【天杜】:「ええと、確かここ……」
指でクリック、拡大。
「……ねぇ、MORI」
にやっと笑って見上げる。
【RL】:「なんだ」
【天杜】:「ワタシが、白銀宮の手がかり手に入れたら、何かしてくれる?」
ポケロンを後ろ手に、伺うように見る。
【アカシャ】:あもあもが、目敏いというか。(笑)
【雲外鏡】:タクティカル星女。
【アカシャ】:タクティカル星女。
【RL】:「ははは」 笑う。 「そうだな。まぁ、何でも言うことを聞いてやろう」
【天杜】:「本当?今の録音したからね」
ポケロンを前に差し出す。浮かび上がるのは、世界地図のホログラフ。――の、教皇領の拡大。
【RL】:「だからなんだ、それが──なんだこれは」
【天杜】:「ここに、あるよ」 確信をもった言葉。
【RL】:「……」 眉をひん曲げて、アモリの顔を見る。 「……何故だ」 素。
【天杜】:「夢で、見たから」
【RL】:「君はそんな理由で、此れに賭けをふっかけつつ多大な交通費と移動時間を無駄にする気か」 呆れたように言ってから。 「……そんなに自 信があるのか?」
【天杜】:「うん」
【RL】:「もし無かったら、君が此れの言うことを何でも聞くんだぞ」
【天杜】:今までにこういうことは、幾度かあった。だからこそ、確信がある。
「いいよ、何でも」
【RL】:「よかろう。もしそこにあったなら、約束どおり何でも言うことを聞いてやる」
若干自棄になったように頷いて、旅装をまとめ始める。
「飛行場まで急ぐぞ。荷物を纏めろ」
【天杜】:「え、そんなにすぐに行くの?」
寝台に座っていた状態から、ぴょんと四つんばいにそちらを見上げるように。
【RL】:「あるんだろうが。 この辺りの飛行場まで、ロッジが張っているとも思えんしな」
【天杜】:「……けど、昨日の夜ここについたばかりなのに……」 まだ、この街を見て廻っていないのに。
【RL】:「……。分かった、一日だけだ!」
トランクを放り出す。
【天杜】:「やったー!」 完全勝利とばかりに、両手を上に上げる。
【RL】:「明日になったら出るからな! 今日中に観光を済ませろ!」
さっさと窓際に座り、ふてくされた様に肘をつく。
【天杜】:「うん!」
【RL】:よし。あもっさん、ウキウキモードで締めるといいよ!
【天杜】:さぁ、これから忙しくなる。名物料理は、何処が見所なのか?ファッションは何が流行かしら?
行く先は、もっと寒いのだから防寒対策、出来
ればおしゃれなものがいい。
寒い場所に行くのだから、クリームだって保湿のしっかりしたものが、いや紫外線対策も忘れずに。氷の乱反射は恐ろしいのだか
ら。
大急ぎで彼女は、この街のデータを備え付けのトロンで検索開始したのであった。
──SceneEnd..
【アカシャ】:うっきうきだw
【天杜】:しめっ。
【RL】:次ィー! アカシャァー!
【アカシャ】:はーいっ。
【天杜】:アカシャック。
【アカシャ】:あかしゃっく。え、強そう。
【天杜】:しゃくれ。
【アカシャ】:え、しゃくれ。
【天杜】:しゃも。
【アカシャ】:軍鶏。え、なんか雄々しい……?あかしゃっく=しゃくれた軍鶏。
【天杜】:え。アカシャ、否定しようよ。
【アカシャ】:しまった!
●OPENING#2 : STAY BACK.
◎Scene Card : KURO-MAKU ( 必要以上の用心深さ )
○Scene Player: アカシャ
・Stage : ???
†BGM :『 宇宙・生命・神・悪魔 / 機神咆哮デモンベイン DISC2 O.S.T Track03 』
【RL】:『■■■■■、聞こえる?』
声。
【アカシャ】:――聞こえる。届いている。
「ええ――」 だから、頷いて、返した。
【RL】:『情報整理中だよね、それでもいいや。』『まだ思い出せない?』
【雲外鏡】:おもいだせないん、だ。
【RL】:声は、懐かしいようでもある。だが、聞き覚えがないようでもある。全ては霞の中。知識などというものではなく、それは記 憶。両者の間にあ る決定的な隔たり。
【アカシャ】:「思い出す……何について?」
【RL】:『私達について』
【アカシャ】:「……」 長い沈思。首を横に振り。 「聞いた方が、直ぐに分かるわ」 それは、すなわち、思い出せないと言うことの 肯定。「あな た……あなた達? だあれ……?」
【RL】:彼方から聞こえるようなその声は、二つ。 『そう』 『そうだよね。■■■■■だけに制限されちゃっているもの』 『駄 目。検閲されてい るから』
【アカシャ】:「■■■■■だけ……? 制限……?つまり、あなた達は、答えられないと言うこと……?」
【RL】:『答えても、聞こえないって言ったほうがいいかな』
声は、そう、彼方から。
『切り離されちゃったの。元は三人一緒だったのに』
【アカシャ】:「三……人? 切り離されたって……」
【RL】:『■■が無くても、レコードとしての力は持っているから貴方は限定的に権限を行使できる』 『けれど忘れないで、もともと ■■は三人、貴 方と、私と』 『私の──』
【アカシャ】:何かを伝えようとしている――一単語――靄がかかった状態のような、それは、“心”をざわつかせる。
【雲外鏡】:ごごごご。
【天杜】:なにも、おもいだせないんだ、ボクは、アカシックなの、か。
【RL】:『私達がいると、あいつの計画に支障が出るから』
【アカシャ】:「あいつ? 私達、がいるとその人の邪魔になるということ……?」
【雲外鏡】:確信にせまる情報ぽい。
【天杜】:どいつだ。
【RL】:『ええ。本当のことを記録しているのは、私たちだけだもの!』
【アカシャ】:「本当のこと――」
【RL】:『全ては曖昧に』 『全ては霞に』 『律を喪った世界は、"向こう側"に侵食される』
【アカシャ】:それは、つまり、その人物が知って欲しくないことを――私達は知っているということ、なのか――。
「“むこうがわ”――」何かを指す言葉。それは、心によぎったこともないから、呟くように繰り返す。
【雲外鏡】:おもいだせーむこうがわをよぉ。
【天杜】:もしかして ■■■■■ ですか?って、ぐーるぐせんせいが、あいまい検索してくれるようになる。
【雲外鏡】:ギシンエンブ -罪-。ギシンエンブ -罰-。
【RL】:『白銀宮の元に、行って』 『私達の名を教えてもらって』 『それが検索キーになるから』
【アカシャ】:「白銀宮――そこに行けば、その人が、“私達”の名前を、知っているのね」
【RL】:『多分ね』 『あそこには、図書館がある筈だから』 『思い出して。アカシック・レコードは、私達の側面に過ぎない』 『本質は、■── を……管……る……』
遠く。声が、急激に遠ざかる。
【アカシャ】:「ヒントがあるかも知れない?」 道を示され――それが、安心となったのか――笑み宿す――。 「あ……!まっっ て……!」 ――い や、いつまでも、こうして話していられない、ということか……。
「……いかなきゃ」 なぜか、そう思った。直ぐにでも知らねば。
「……ううん。思い出さなきゃ……」 その言葉についても頭を振り 「知りたいの。知りたいのだわ――」 自分に欠落している何かを。
「かえるから」
それは、声の2人に向けた言葉。決意の意。顔を上げて――歩み出す 白い靄 白い闇のその先に、足を一歩一歩――そして、駆け出す――。
【RL】:次。紳士。
【雲外鏡】:よし、ジェントルに決める。
【アカシャ】:じぇんとる、紳士宣言。
●OPENING#3 : SAINT BACK.
◎Scene Card : KUGUTU ( 強いられた犠牲 )
○Scene Player: 雲外鏡
・Stage : "黎明の海星"本部
†BGM :『 七頭十角―逆さ十字の咎人達 / 機神咆哮デモンベインO.S.T DISC1 Track19 』
ボッ
ボッ
水銀と瑪瑙、鶏の血と黄金で描かれた極彩色の 六芒星。
いまや五芒となった"Hexa-6-"が集 う。中央には、いつも通りの"記憶者"、"暴食者"の姿。
【アカシャ】:お。あのお二人さんだ。あがしおん……だったっけ。
【天杜】:うん。
【RL】:「はーい、今日は少々おまちくださーい、少々おまちくださーい」
「何かあるみたいだね。愉しみだ」
ザラストロが低く笑うように言う。
【RL】:「そう思わないかい?」
【雲外鏡】:「ふふっ。そうですね」
肯定の意を返すは、闇の横に控える、白。青年は微笑を浮かべて頷く。
「我が主がそう言われますのは、珍しいことですから」
【RL】:「そうかもね。──イヤーゴとスカルピアは、大分お疲れのようだね」
対面に立つ"火"、そして"地"を指す。半年近く、"白銀宮の歎き"の回収に携わっている二人だが──いまだ成功の報告はない。
【アカシャ】:お疲れ土さん火さん。
【天杜】:半年はきついな。
【アカシャ】:何か、こう、遅々として進まないプロジェクトに疲れた企業戦士のような……!ほろり。
【RL】:「ヴィオレッタは最近特に動いている様子はないし、ドゥルカマーラも何をやっているのかわからない。退屈だったんだよ。た まの刺激は、必 要だね」
【雲外鏡】:「皆様、秘密主義ですからね。実に魔術師らしい」 肩をすくめ。 「そういう我が主も、退屈という割にはあまり動いて らっしゃらないよ うにお見受けしますが?」
【アカシャ】:雲外鏡がちくりと聞いた!動かない上司。
【RL】:「僕の出番はまださ」
【雲外鏡】:「なるほど。まるで、出番を解っていらっしゃるかのようだ」
【RL】:「ふ、ふふ」 短く笑い。 「来るといいね、僕の出番が」
【アカシャ】:いやああ。
【天杜】:こないでいいよ。ザラストロ壁にうまってろよ。
【RL】:「……雲外鏡。来るよ」
ボッ… 。
炎が揺らめく。
【雲外鏡】:「はい」
どちらの言葉に頷いたのか。短く首を動かし、視線を中央へと移す。
【RL】:「はーい、皆様ご静粛にー!」 "記憶者"が声を上げる。
ヘキサの視線も、中央に集い。
「"黎明の海星"様、お見えで御座います!!」
【雲外鏡】:なん、だと。ついに、クロマクが!
【天杜】:きたぁ!
【RL】: ボッ
ボッ
ボッ
魔方陣の中央に、光が集う。
ぽちゃん、と。空間が、まるで水鏡のように揺らめいた。先ず、その水鏡から出てきたのは女性。
【アカシャ】:女性……?
【RL】:白い女性。
【雲外鏡】:こいつ、占い師か!
【RL】:彼女は、鏡の脇に控えるように跪いた。
【アカシャ】:どきどき。
【RL】:ぽちゃん。
そして。
【雲外鏡】:「!」
【アカシャ】:え。金髪緑眼の美青年!想像していたのと違ったー。(笑)
【天杜】:アカシャはどんなの、想像してたんだろう。(笑)
【アカシャ】:一番最初に思ってたのは、出てきても、黒いローブで顔見えない人。老人で。で、後で若返る。(爆)
【RL】:ちなみにペルソナはハイランダー。
【アカシャ】:それか、10才にも満たないような子どもとか。で、(以下略)
【RL】:金の髪。長身。翠の瞳。今まで見たこともない、一人の男。だが、その身に纏うのは闇色の魔力。
ただそこに在るだけで、周囲を圧倒する超新星のような魔人──。
「あれが君達のボスさ」
ザラストロが、楽しそうに呟いた。
【雲外鏡】:「彼が…… "黎明の海星"」
自分の呟きが何処か遠くから聞える。
「それに……」
この微かな花の香りは……。
「……」
沈黙し、目を細める。
【RL】:「黎明の海星と、呼ぶ事を許す」
彼は、一拍置いて。
【RL】:「スカルピア」
「はっ」 スカルピアが跪く。
「報告にあった、"眠り姫"だが、あれは真か」
「はっ。偵察用ゴウレムを透し、確かに」
「そうか」
白い女性は、閉じたままの瞳で雲外鏡を、見た。──ように感じた。
【雲外鏡】:「(なるほど。これは、確かに愉しくなりそうだね)」
【RL】:「"PLUgatorio"イヤーゴ。"DIEs irae"スカルピア。"白銀宮の歎き"を潰す」
【アカシャ】:白銀さんが潰されるー。
【天杜】:にげてーーー!
【RL】:「総攻撃をかけよ。犠牲は厭わん」
「はっ」「…は」
「"bad ROar"ドゥルカマーラ。貴様も出ろ」
「仰せのままに」
「"tragoIDIA"ヴィオレッタ。是非を問う」
「出れますとも」
【雲外鏡】:総攻撃、だと?
【アカシャ】:総攻撃……!
【天杜】:ヴィオーー。
【雲外鏡】:復活のヴィオ。
【天杜】:おい、敵多すぎんぞ。
【RL】:「──"tOTEntanz" ザラストロ」
視線が集中する。
【アカシャ】:くるのか……!ザラ君。
【RL】:「出れません」 返るのは、微笑み。
【アカシャ】:ことわったー!!!!
【天杜】:お断りだよ。
【アカシャ】:うん、ザラ君はどうぞ、お部屋に……(爆)
【RL】:「僕が行かなくても堕ちるでしょう。代わりに──」
【天杜】:生贄きた。
【アカシャ】:どきどき!
【RL】:「雲外鏡。行くかい?」
【雲外鏡】:「僕が?」 短い瞬きを2回。
【アカシャ】:あわわわ。
【RL】:「うん。君が」
【雲外鏡】:「我が主、皆様の目が点になっておられますよ」 笑い。 「いや、むしろ、目の奥に炎の揺らめきすら見えるかな?」
【RL】:「君の好きにすればいい。責任は僕が取るよ」
【雲外鏡】:「ふふ。また、いじわるな事を仰る。僕の望みは、鏡に映った望みを叶える事。是非もない」
一歩。闇から抜け出すように、足を踏み出し、頭を垂れる。
【天杜】:いったー!
【RL】:キタァッ。
【アカシャ】:どっきどき!
【RL】:「成功したなら、"光"となれ。雲外鏡」 暫し考えるような間の後。黎明の海星は、そう短く継げて、踵を返す。
【雲外鏡】:ひかりになれー。
【天杜】:ごーるでぃおんはんまーーー。
【アカシャ】:しゃかしゃか2世、光誕。
【雲外鏡】:しゃかしゃかしろ、だと?
【天杜】:おい。
【RL】:「"Hexa"を補充せねばなるまい。早急に遂行しろ。"眠り姫"は殺すな」
【雲外鏡】:「承りました」
【RL】:そして、魔人は水鏡の中へと消えていく。残ったのは、白い女性だけ。
【天杜】:どうも、"Hexa"に上がると、オペラの役の名前がつくっぽい。
【アカシャ】:もし上がったら、何が付くんだろう……。
【RL】:うんがいきょーっぽい、オペラの役かぁ。なんだろ。
【天杜】:デモベの幹部連中も、幹部に上がってから皇帝の名前がついたらしい。
【RL】:「──頑張ってくださいね」 笑った。
【雲外鏡】:「――…えぇ」
ご期待に添えましょう。短く返す。
【天杜】:それがあなたののぞみなら……。
【RL】:おのおののヘキサ達が、闇へと消えていく。白い女性もまた、水鏡へと姿を消し。遺されたのは、ザラストロと雲外鏡だけ。
「何か聞きたいことはあるかい?」
【雲外鏡】:「全部、と言って答えていただけるなら楽なのですが、そうですね。なら、3つだけ」
【RL】:「どうぞ?」
【雲外鏡】:「眠り姫、というのはなんでしょう?」
【RL】:「スカルピアが偵察で見つけてきた女の子だね。"白銀宮の歎き"が、城内に確保しているらしい。眠っているらしいよ。ずっ とね」
【アカシャ】:雲外鏡、重要な情報をげっと。
【雲外鏡】:「メルヘンですね」
【RL】:「口付けでもしてみる?」
【アカシャ】:めるひぇん
【天杜】:ちうー。
【アカシャ】:白いお城に眠るお姫様は確かにめるひぇん。確保しているのか……。眠り姫を。ちうー。
【雲外鏡】:「遠慮しておきます。まだ、彼女を怒らせたくはないですから」 微笑み。
【RL】:「ふふ、は、はは」 笑い。 「二つ目は?」
【雲外鏡】:「城内、という単語も出てきましたが、皆様どちらへ出撃されたんでしょうか?」
【RL】:「教皇領だね」
【雲外鏡】:「へぇ!」 少し驚いたように。 「終った時代の覇者の城、か。まさに眠り姫の眠る、荊に閉ざされた城に相応しいです ね」 くすくす、 と。
【RL】:「全くだね。 氷の下の隠れ里に"白銀宮"は在る。細かい位置は調べるといい」 笑みは続く。
【雲外鏡】:「いつもどおり、人使いの荒い。なら、其の前に最後の質問を」
【RL】:「うん。今日は気分が良いなぁ、話すのは愉しいね」 くつくつと、少年らしからぬ笑み。
なかのいいじょうしとぶか。(棒読み)
【天杜】:一瞬、情婦って読んだ。
【雲外鏡】:「それは僕にとっても幸いですよ、我が主」 腕を前に礼の形をつくり。 「――"黎明の海星"の横に居た、彼女は?」 最後の問いを発 する。
【RL】:「"黎明の海星"の腹心さ。噂だと魔導書の精霊らしいね。名はORDO。"天鎖鏡典"という字も聞くから、まぁ間違いじゃ ないんだろう。 けど──」 ザラストロが、少し黙る。
【雲外鏡】:「へぇ……」 ORDO、ね。 「けど?」
【RL】:「僕が知る限り、そんな魔導書は無いんだよね。まぁ、僕も全てを知るわけじゃないけれど」
そういって、欠伸。
【雲外鏡】:「未知の魔道書。奇遇にも、僕も其の一つを知っているのですよ。我が主」
【アカシャ】:みちみち。もりもり。
【RL】:「へえ?」
【雲外鏡】:「ソフトクリームをおごりました」
【RL】:「貴重な体験だね」
【雲外鏡】:「ええ。とても。これはただの予感ですが、“彼”とはまた会うことになるかもしれませんね」
【RL】:「その予感はきっと当たるよ。安心していい。質問は終わりかい?」
【アカシャ】:このシーンのやりとりが、おもしろい……。(笑)
【雲外鏡】:「はい。ただ、この時期はアイスを食べるには辛そうなのが心配ですが、魔道書ってお腹壊すのかな?」 首をかしげ。
【RL】:「人それぞれだね。ラーメンでも食べればいいんじゃないかな」 くつくつと笑う。
【天杜】:おなかこわすの?
【RL】:こわす。
【天杜】:壊すんだ。
【雲外鏡】:「それは、いささか風情がありませんね、我が主」
ひゅ、と手を振り、巨大な姿見を呼び出す。
「なにせ、明晩は――」
自らの半身を鏡へと滑り込ませ、微笑む。
「聖夜ですからね」
【RL】:「あっはは。いってらっしゃい、サンタクロース」 最後に見えたのは、珍しく快活に笑う笑み。
──SceneEnd...
【雲外鏡】:ようし、悪
意-プレゼント-をくばるぞう。
【アカシャ】:本当にそれが出来るから、ガクブル。
【天杜】:配るな配るな。
【アカシャ】:トナカイさん、トナカイさん。